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2008年3月15日 (土)

鍼灸師の腕の違いが見分けられるようになること。

 ちょうど1年ほど前に初めて鍼灸の鍼を経験して以来、鍼が大好きなのであるが、今日ひと月ぶりに電気鍼をしてもらった。

 前から通っているところなのだが、少しの期間行かないと、結構システムが変わっていることが多い。これは、短期間に何度も業務のやり方を見直すそこの特長だと私は解釈しているのだが、スタッフも結構かわっている。そのすべての人たちが辞めているわけでもないのだろうけども、今日は一人を除いて初めて見る顔ぶれだった。別の施設にも、手伝いに行っている場合もあるし、土曜日でもあるので単に休みなのかもしれないけども。

 電気鍼とは、まず鍼を打ち、そこに電極をつけて電気を流すものなのだが、電気を流しても感電したりするわけではない。電気の打つ「トン、トン、トン、トン…」というリズムで打たれた鍼が動くことで、患部を少しずつほぐしていくようなイメージをするとよいと思う。

 これまで、鍼を打たれても滅多に痛い思いをしたことがない。たまに、ちょっとだけ痛いこともあったが、とくに問題はなかった。痛いというのも最初に皮膚を刺すときに「チクッ」とする程度である。そこのそれまでの鍼灸師はなかなか上手だと思っていた。なぜなら、ほぼ毎日通っていた頃には、3日目くらいから凝っている患部を中心にからだに好転反応(よくなる前に一時的に調子が悪くなるような現象)が出てきていたからだ。

 その後、別の鍼灸師に電気鍼をしてもらったときに、「この人、うまいな」と感じた。刺される場所は、患部が同じなので同じエリアではあるのだが、鍼を文字通りピンポイントで置くところは、ちょっとずつ違うようなのだ。

 やっと、今日の話。今日の鍼灸師は、初めて見る人であったが、これまでの4,5人の中で一番である。指の腹で触りつつ、「この辺ですね」とど真ん中を当ててくる。鍼を少し内部に入れていくのだが、その感じも私自身が何か固いものがあることがわかるのである。

 まだうまく言語化されないが、言えることは、この鍼灸師が一番である、私の中では。それが、打たれた瞬間にわかった、ということ。

 こういうのが、違いがわかる経験知とでも言うのだろうか。興味深い発見だった。

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