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2008年4月23日 (水)

『日経マネー』は買い、です。

 勝間和代さんの新連載がはじまるというので、購入した『日経マネー』。この雑誌自体、初めて見るのだけども、だからこそ、いろいろなことが大変興味深い。これまであまりお金に縁がなかったこともあり、お金に関する勉強の必要性や重要性を意識することもなく生きてきてしまっていたのだけども、勝間さんの『決算書の暗号を解け!』を読んだり、出版記念講演会に出席させてもらったり、『お金は銀行に預けるな』を読んだりしたことで、この分野への関心が高まり、『金持ち父さん、貧乏父さん』シリーズやその他日々報道されていたけれども、聞き流していた経済情報や株価と自分の生活とのかかわりなどに興味を開かれた。

 そういう意味で、きっかけとして非常に大きな影響を与えてくださっている勝間さんの連載とあれば、見ていなければと思って購入した。勝間さんの連載は、「万年ビギナーを脱する12回のレッスン あなたが株式投資で間違う理由」とあるとおり、12回でひとつのコースとなっているようだ。

 記事のはじめに、10つの設問からなる「初心者度チェックテスト」があり、それぞれの設問に「Yes/No」で答えて出した点数で、自分が今すべきことがわかるようになっている。また、具体的な銘柄をあげて、株式投資にまつわる一般的な思い込み=神話を反証されているのも大変わかりやすく説得力があると思う。私自身は少し前からこういう分野に関心をひらかれたばかりで、多少、ファイナンシャル・リテラシーを高めるための実践的な行動はとってはみているものの、まだ株式には投資をしていないので、よくわからないこともある。しかし、株式投資をしているのにもうからないどころか損をしてしまっている人は、ぜひこういう知識を増やしたうえで、自分のやり方を振り返る機会にするとよいと思う。

 チェックリストでは、なぜか高得点だったのだけども、理屈がきちんとわかった上でということではないので、私はきちんと理由がわかるようになりたいと思う。

 勝間さんの記事に関してはこれくらいにして、今号でほかに気になったことを書いておく。

 ちょうど勝間さんの記事の次にあったのだけども、加藤廣さんが今月のアドバイザーになっている「金融・経済のプロによるリレーアドバイス 50歳からの「お金持ち入門」」がおもしろかった。加藤さんは75歳で作家デビューされた方で第1作目の『信長の棺』で30万部のベストセラーになったことで、注目された方なのだが、作家になられる前に株式投資でかなりの成績を収められたのだという。ご本人曰く、「連戦連勝」とはすごいことだ。

 この加藤さんがおっしゃったことばが、私には心に残った。

 おカネを稼ぐには才能が要る

 おカネを貯めるには忍耐が要る

 しかしおカネをつかうのは文化が要る

 2つ目まではよく言われていることだと思うが、3つ目もあわせた3ヶ条にすると非常に印象的なものとなるのではないだろうか。おカネはつかっているけれども、文化を必要とするような使い方はしていないなとわが身を反省した次第である。

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