勝間和代さん、企業とNPOの子育て支援協働推進セミナーで講演なさる。
ここで書いたように、本日は標記の講演を聞いてきた。(社)フィランソロピー協会のサイトで見つけたので、ここだけが主催かと思っていたら、(財)こども未来財団だった。厚生労働省、東京都、東京商工会議所などさまざまな機関・団体が後援している。なぜか、エコバッグを配っていた。
客席はほぼうまっていたかと思う。申込自体も定員に達していたらしいので、盛会だった。2階席も座っている人がいたので、ホールの定員250とまではいかなくても200名は超えていたのではないかと思う。
参加者は、見るところ、勝間さんよりも上の世代の方が多かったように見えた。女性センターでの講演にしては、男性の姿も多く見えたが、何割くらいかということまでは観察できなかった。
勝間さんの講演は、いつものようによく整理されており、話もわかりやすく、聴いているほうもときどき笑いが起こるくらい。正味50分の講演のうち途中からみなさんが引き込まれていることがわかった。
演題は「長時間労働からの脱出」だったのだが、要はワーク・ライフ・バランスをどう整えていくかに関して、ワーク・ライフ・バランスがなぜ必要かと、それを実現するには具体的にはどうすればよいかについて。示唆に富む内容だった。
印象に残ったことば
「人口はこの先減っていくことが決定しているので、人口減にあった制度設計を考えなくてはならないが、人口が減り続けることをそのままにしておいてよいということとは違う」(趣旨)
「生産性の高い社会」のコツは、お金と時間を「浪費しない」で「投資を惜しまない」こと。
市民が声を上げることが大事
私たちの時間・お金の使い方が社会を変える(SRIなど)
一人一人ができることを地道にやっていく。その上で、「少子化対策が大事」「ワーク・ライフ・バランスが競争力を回復する」という空気を作って、企業・政府の資源の優先配分先を変えていく。あまりギスギスせずに。
「少子高齢化とサブプライム問題の関係」などおもしろい視点だと思った。
最初から、勝間さん講演とこども未来財団委託調査報告を聞いたら帰ろうと思って参加させてもらっていたのだが、冷房が効き過ぎで耐えられなくなり、報告の途中で出てきてしまった。冷えがひどくなると不妊の原因にもなるというのに、この室温に対する感覚ってどうなんだろうと冷え冷えしつつ思った。「少子化対策には、冷え対策も」と私は思う。
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