2022年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
無料ブログはココログ

Chabo!応援してます。


散歩の収穫。

  • こういう色もよいですね。
    散歩をしていて見つけた風景や動植物を記録しておくアルバム。不定期だけど、できるだけ更新を目指す。コメント歓迎。

田舎の風景

  • 東京に戻ります。
    2008年9月8日~11日までの、田舎での時間。

« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »

2008年8月の35件の記事

2008年8月30日 (土)

ぼんやりを楽しみました。

Dscn0171

 土曜日に郵便を取り扱っているところだと、よく知っている渋谷が楽なので、結局渋谷まで出て投函してきました。少し前に知ったのですが、ここでは、デジカメもセルフでプリントすることができます。頼まれていたものの予行練習に数枚試してみたところ、楽にできました。今度まとめて終わらせようと思います。今日は疲れていたのと、後ろで待っている方がいたので落ち着かず、試し数枚でやめておきました。

 で、いつも仕事に行くときに寄ってしまうスターバックスに行って、地味に本を読んで(これは、あっそうか、ということがあってとても楽しかったのですが)、それから、青山ブックセンターに寄って、表参道方面に向かって散歩しました。

 青山ブックセンターは、不思議な試みをときどきしておられるのですが、今日は、ハンドケア(?)を受けている女性たちが入口付近におられたのと、中央辺りにギター奏者の人がいて生演奏をしているのが、なんとも不思議な光景でした。その音楽はとても素敵でしたが。どんなのだったかは、忘れました。

 表参道をうろつきつつ、少し写真を撮りましたので、よかったら観てやってください。その辺りまでは雨に降られずに楽しめました。

 今日、私が偉かったことは(笑)、書店さんに立ち寄ったにもかかわらず、何も買わずに出てくることができたことです。いや、大したことではないのですけど。

 あとは、DVDを観つつちょっと寝て、で、起きだして、こんなことをしています。が、もう休みます。明日、仕事ですんで。

投函すれば、しばし自由に。

 昨夜は眠ることにしたのですが、大雨の音や雷の光であまり眠れませんでした。今夜は早めにたくさん寝ます。豪雨被害のニュースを聞いていると、自分も寝ているうちに水没していることも考えられなくないため、数日不安でしたが、うちの辺りはそこまで低地でもないようです。それに1階でもないし。

 今日は、今印刷中のものを土曜でもやっている郵便局に持っていくと、しばしの解放を楽しむつもりです。楽しみといっても、計画していたわけではないので、読みたいけど禁欲していた本を読むとか、スターバックスで本を読むとか、あとは頼まれているデジカメをプリントしてみるとか。DVDを借りて続きを観るとか。地味ですね(笑)。

 映画のチケットがあり、近々観にいきたいのですが、今日行くと確実に寝てしまいそうです。

 寝不足でぼんやりしているので、気をつけて出かけてきます。

 ともかく、区切りがついてよかったです。

2008年8月29日 (金)

今夜中に終わらせたいのですが。

 抱えている案件がなかなか終わりまでいきません。なんとか今夜中に終わらせて明日には手元を離れていってほしいのですが。

 ということで、今夜は眠れないかもしれません。むむむ。

 こんなことやっている間に、さっさとやれ、と自分でも思います。

 雷がすごいです。昨夜もかなり光っていましたけど。今はゴロゴロの音が大きく聞こえます。

2008年8月28日 (木)

渋谷のサル、目撃しました。

渋谷駅にサル/捕獲できず逃げる

 先週の水曜でしたので、もう1週間以上前になってしまいましたが、渋谷の東急東横線のコンコース上(笑)にサルが出たとき、ちょうど下を通りがかりまして、観ました。

 井の頭線のほうからJRの改札付近を通って階段を降りてきたら、すごい人だかりでローブが張ってあるのが見えました。状況がよくわからないこともあり、誰か急病人が出たのか、事件でもあったのかと緊張が走りましたが、上を観ると、時刻を知らせる電光掲示板の上のところに、小さいサルがいることがわかりました。

 テレビカメラで撮影しようとするテレビ局の人らしき人だけでなく、通りすがりの人たちが一斉に携帯のカメラを取り出して撮影しようと立ち止まっており、駅員さんは「立ち止まらないでください」と大きな声で呼びかけを行い、警察の人は手網で捕獲しようとしサルはひらりと逃げ、と大変な状況でした。

 それぞれは観察しているとおもしろそうでしたが、通勤途上でもあり、混雑をくぐりぬけて速やかに立ち去りました。それが10時過ぎだったので、そのあと、どうなったのか気になりつつ、帰りには駅員さんに「サルはどうなりましたか?」と聞き、「逃げました。すみません」と言われ、帰宅しました。

 顛末は、12時過ぎにサルが走り去り、それを警察の人とカメラの人が全力で追いかけるというかなり大変な捕り物だったようです。お昼のニュースで、全国に知らされていたらしいです。追いかける様子は、ちょっと笑えました。

 子どもかと思っていたら、大人で小柄なサルだったようです。

 サルの出現はちょっとおもしろいニュースでしたが、その2日後に通り魔が出るという笑えないニュースがありました。こちらは、目撃することもなかったのですが、気をつけようがないことです。暮らしが厳しくなる人が増えると、今回のようなこともまた出てくるような気がします。

短時間勤務制度。

2008年8月26日付読売新聞夕刊(ここ)によると、短時間勤務制度を導入している企業はまだ3割だそうです。

2008年8月25日 (月)

新しい猫の観賞法。

 直接ここに貼り付けたかったのですが、ぜひここを見てください。アクリル板に猫を乗せて、下から観賞すると、こんなに楽しいです。気持ちがけば立ったりした時には、これを見てなごんでください。特に、後足の揃い具合がよろしいかと(笑)。観るだけでおもしろいとは、すごいことです。

2008年8月24日 (日)

「非正規」化は、教員の世界でも増えている。

 東京新聞2008年8月23日付記事(ここ)を読みました。以前から、非常勤講師など「非正規」教員はおられたと思います。数が増えていることが表面化させたと言えるのではないでしょうか。数が多くても少なくても、生活ができないような待遇を放置しているのはおかしいと思います。記事中の、夏休み期間中は無給なので、学区内のファーストフード点でアルバイトをせざるをえない事情に対し、校長が「生徒に見られる。客とはいえ生徒に『いらっしゃいませ』と言う立場はいかがなものか」ととがめられたというくだりがあります。他の働き口があれば、いえ、教員としての待遇がもっとまともなものであれば、そもそもアルバイトをする必要などなかったのではないでしょうか。校長がひとりで待遇を決定しているわけではないとしても、こういう発言はひどいと感じます。むしろ、同じ学校に勤務する最も立場の上の人間として、待遇改善を訴えるくらいのことをしてもらいたいものです。

14枚目を見てください。伸びすぎ。

おもしろ画像:かわいい猫画像特集

映画『ブタがいた教室』を観て、ベルマークをゲットしよう!

 2008年8月23日付新聞記事(ここ)にあるように、映画鑑賞券にベルマークをつける試みが始まっているようです。小学生の頃、教室でベルマークを集めていたような気がするのですが、小学校に縁がなくなってからもうずいぶん経つので、ベルマークのことは久々に思い出しました。まだこの活動は続いていたのですね。教育設備購入額が昨年度は約5億円だったそうです。そのうち1割が「地方の学校や災害被災校、養護学校、海外」の子どもたちに向けて使われるのだとか。知りませんでした。

ブタを育てた小学生の感動の実話「ブタがいた教室」妻夫木聡主演で映画化

ブタを育てた小学生の感動の実話「ブタがいた教室」妻夫木聡主演で映画化

 さて、『ブタがいた教室』ですが、原作は『豚のPちゃんと32人の小学生 - 命の授業900日』(2003年6月刊)だということです。この授業に対しては、賛否両論あるようです(amazonのレビューを見ました)。原作と映画は必ずしも同じものとはいえないと思いますが、「賛否は観てから(読んでから)」することかと思います。そのためにも、ベルマークをゲットするためにも、機会があれば観てみたいと思うような情報でした。豚のPちゃんと32人の小学生―命の授業900日

2008年8月23日 (土)

『論争 日本のワーク・ライフ・バランス』を読んで。その3

ここからのつづき)

論争日本のワーク・ライフ・バランス

 第3セッション「少子化対策とワーク・ライフ・バランス:経済的発想の功罪」では、池本美香さんと権丈英子さんが報告されている。

 子どもをもち育てながら仕事を続けるためには、保育所の利用が欠かせない条件となっているのだが、では保育所を利用できれば、できるだけ朝早くから夜遅くまで利用して、仕事に打ち込める社会が、私たちが望んでいる社会の姿なのか。それを、二人の論者は私たちに問いかけておられる。

 池本さんは、「少子化対策におけるワーク・ライフ・バランスへの期待」と題した報告のなかで、これまでの(90年代の)少子化対策に対する違和感を率直に述べている。それは、「男性並みに女性が働けるようにするという形での対策」だったということだ。それまでは、むしろ、専業主婦がよいとされていたが、90年代に入り、女性には働きつつ子どもも生んでほしいという要請が高まっていく。こうした経済的な側面の議論が中心になってきたことに対し、池本さんは、違う側面からの対策も必要だと主張している。 

 いっぽう、権丈さんは「ワーク・ライフ・バランス:経済的発想の功罪」と題した報告で、ワーク・ライフ・バランスには大きく2つの参考にすべきアプローチがあると言われる。1つは企業経営上のメリットという観点からの企業主導のアプローチ(アメリカ型)、もう1つは公共政策として国・地方自治体が中心となって進めていくアプローチ(ヨーロッパ型)である。
 一番共感できたのは、

ただ、日本の少子化対策において、まだ改善できる点は残っていると考えます。育児休業制度をより柔軟に利用できるようにすること、保育所のあり方を見直すこと、さらには、働き方に柔軟性を持たせることなど、それぞれの施策について検討することもありますし、関連する(家族)政策全体を考えてみることも大切だと思います。

 育児休業制度がなく、産休のみしか与えられていない立場にいて保育所に入れることができる(かもしれない)点にわずかな望みを抱いて産休に入った人たちが、保育所に入れることができないで、職場復帰することができないで困っている。そのうち、使える有休や限度内での欠勤も含めて最大努力しても、有期雇用だと契約期限が来てしまうことも考えられる。ここの制度だけでなく、全体に整合性のつくような制度設計を考えなければ、今でも「仕事か子どもか」の世界を生きている女性たちはたくさんいる。

 育児休業制度を利用できる立場にいても、どのくらいの女性がきちんと職場に復帰できているのだろうか。先日、女性の育児休業取得割合の目標値80%は達成したというニュースを聞いたのだが、これはこのうちどのくらいが復帰したのかという情報はなかったように思う。取得はできても、制度が利用できる期限を過ぎたら退社せざるをえなかったということもあるだろうから、その辺のデータが知りたい(自分で調べればよいのだけど)。

 池本さんの男女ともに必要な「子育てをする権利」は、「子育てをする義務」を女性だけに課そうとする発想とは明確に違うように思う。しかし、そのようには読まない/読めない人も多いかもしれない。

 さまざまな制度や慣行と、人びとのライフスタイルや価値観に「柔軟性」が欠けており、これが非常に大切なのだと思う。

 このセッションを読んで思い出した論文がある。

『家族問題研究年報No.30』(2005年)論文「子育て支援サービスを提供するという経験について」(松木洋人) ここに一部分紹介。

 これは、子育て支援をする立場の人にインタビューをし、「子ども」カテゴリーが二重性をもつことを明らかにしたものなのだが、中に、長時間保育によって、子育てサービスを提供する側の、子どもが親と過ごす時間をあまりもてないことが本当にいいことなのかどうかという疑問が紹介されている。子育て支援をしたいと思いつつ、しかし、それが親の過剰な長時間労働を助けるためだけのものであるならば(もちろん、支援はそれだけでないのだけども)、何のためのサービスなのかという疑問を感じるのもよくわかる気がする。

【補完情報】「乳幼児期の教育・保育制度のあり方 ~諸外国の政策動向をふまえて」と題された池本さんの講演録(ここ)とプレゼンテーション資料(ここ)とコメンテータの厚生労働省の朝川さん(ここ)も読める。

まとめとして、以下の政策を提言します。池本さんの講演から)

  • すべてのゼロ歳児家庭を対象に育児休業給付を公平に配分。認可外保育園を利用している1~2歳児に対しても公平に補助を与える。
  • 3歳以上の幼児教育の無償化。
  • 乳幼児期教育に対する公的投資の引き上げ。
  • 事業主の負担増による財源確保。「子育て基金」としての透明性のある会計。

ここにつづく)

2008年8月22日 (金)

日経ビジネスアソシエ9月2日号。

日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 9/2号 [雑誌]

 表紙右上角に写真とともに、「新連載 勝間和代のニュースな仕事術」とありますが、第1回のテーマは「原油高」です。原油高をこれまでの生活や消費システムを見直す契機として、ライフスタイルや価値観を変えるきっかけにしようというご提案です。詳細は、本誌を見てください。いつもの勝間さんの主張と同様に、非常に明快な内容です。

 今号は、「ノート術」が特集ですが、まだこれは読んでいません。別のページでお薦めしたいところがありました。

 サフィア・マニーさんという女性を取材している部分です。彼女はフェア・トレードビジネスを日本で始めた英国出身の方です。グローバル・ビレッジという会社で、ピープル・トゥリーというアパレルブランドを立ち上げて、販売しておられます。

 最近、『おしゃれなエコが世界を救う 女社長のフェアトレード奮闘記』(2008年5月刊)が出ています。気になりつつ、私はまだ読んではいませんが、アソシエのインタビュー記事を読んで、ますます関心を持ちました。

おしゃれなエコが世界を救う 女社長のフェアトレード奮闘記

涼しい一日でした。

 昼間も1,2週間前に比べて驚くほど涼しい一日でした。

 そのせいなのか、昨夜もその前夜もよく眠れます。が、今日は昼間も非常に眠くて困りました。あまり昼間に眠くなることや、そもそも眠いという感覚がそんなにないのですけど。毎日夜になると猛烈な眠気に襲われて倒れるように入眠できるような状態が理想です。

 それから、ここのところ、常体が使いにくくなっています。だから、敬体です。別の文章を常体で書いていて、それが難航しているせいではないかと思っています。

 ということで、難航しているものに戻ります。

7ヶ月目に入りました。

 ブログを始めてから、半年を過ぎ、7ヶ月目に入りました。早いです。

 ブログを書くためには、しなければならない仕事を片づけてしまわなくてはならないので、今後はそれらをサササッと片づけてブログを更新できる時間をうまく捻出できるようになりたいものです。

2008年8月21日 (木)

『AERA』の「現代の肖像」。

 2008年8月4日号に、勝間さんが取り上げられている。これまでも、経歴についてはさまざまなところでお話しになっているが、この記事は丁寧な取材の上でのものだと思えるような内容になっている。お薦めです。ここに一部分だけ。

2008年8月19日 (火)

出すだけ出した。

 昨夜苦しんでいた書類はなんとか完成をみ、今提出してきた。

 すぐに、出かける準備をして、今日はこの後、ある人にお話をうかがう予定。全然別の話題なので、出した書類のことはすぐに忘れて、次のことを考えます。

2008年8月18日 (月)

なかなか終わりません。

 明日までに仕上げたい書類、なかなか終わりません。眠くて考えられないので、さっきまで数時間ほど寝て起きたら少しすっきりした感が。いっそ、投げ出して寝てしまいたい気もするのだけども、今まで寝ていたのであんまり眠くもなくなってきた。

 ということで、あと少し、ラフを完成させるまでは、今夜中にやり終えることにします。

油断大敵。

 今月はもう後半に入ってしまっているのに、筋トレに行けた回数が3回。お盆で休みがあったこともあるが、ちょっと行けていない。反省。

 さすがに、肩が硬くなっているような感じがしてきた。意識を向けると痛いような気もしてくる。今日はなんとしても行かなくては。10日ぶりだ。

 施設に行けないときは、自分でストレッチくらいできるはずなのに、そういう習慣は定着していないのだとわかる。2,3日おきに行ければ、そんなに必要はないのだけども。筋トレが習慣化したと思っていたが、まだ油断するとすぐにこういう風になるのかもしれない。

 油断していても、ぼんやりしていても、知らないうちに通えているようなところまで、定着できるとよいのだけど。

 以上、自戒と反省と抱負(笑)。

 で、行ってきました。肩は少しほぐれた気もするが、やはり、あまり空けずにこまめに使わないとすぐ退化しそう。今月後半は、この反省を生かさなくては。

2008年8月17日 (日)

『フランスにおける子育て支援とワーク・ライフ・バランスに関する調査研究』、おもしろい報告書です。

 こども未来財団が昨年度に行った研究でおもしろい報告書を見つけた。合計特殊出生率を回復させることに成功したフランスの状況を調査したものである。ここに公開している。

 フランスの状況を踏まえた上で、「わが国への示唆」(サムネイルでは6頁、報告書の表記ではsec1:3)は参考になる。

(1)フランスの高出生率の背景を大まかにまとめると、以下のようになる。
1、子ども二人は当然という国民意識
2、2歳までの保育ママなどによる保育
3、3歳から夕方まで預かってくれる保育学校
4、大学まで心配の少ない教育費
5、短い勤務時間、柔軟な勤務体制

(2)この中で、わが国に取り入れられることを検討する。
1、子ども二人は当然という国民意識の醸成は、早期には無理だが、子育て支援の充実により、徐々に達成していくことを目指すべきだろう。
2、2歳までの保育ママの利用は、事故の場合の対応を明確化することや、保育所による支援を広げることにより、拡大は可能であろう。
3、3歳からの事実上の義務教育化は、困難であるが、保育所幼稚園の拡充や、小学校における教員以外の者を活用した小学校低学年向けの対応により、夕方までの保育確保は可能となるのではないか。
4、私立の学生生徒にも、奨学金の拡充によって、教育費への心配を軽減すべきだろう。
5、勤務時間は、これからのわが国の労働力を涵養するためにも、企業の努力と労働関係の法令の遵守によって、恒常的な長労働時間の是正を目指すべきであろう。
6、勤務体制は、正規雇用のままでの短時間勤務も含めて柔軟な仕組みの拡大を検討すべきだろう。フランスでは、週4日勤務、すなわち給与は5分の4だけれども幹部という女性がいる。そのため水曜(学校の休みの日)や夜に会議をセットしない、などの対策を採っており、社会全体でそうした方向を目指すべきだろう。

 他国と比較することで、日本の「おかしさ」がよくわかる。フランスでは、夫が全く料理をしない割合は2割なのに対し、東京では6割なのだとか(サムネイルでは13頁、報告書の表記ではsec1:10)。具体的に示されると、日本の妻の家事負担の重さがリアルに想像できるようになると思う。

2008年8月16日 (土)

復活かな?

 今週は頭から調子が悪かったのだけど、なんとなく、復活したような気がしてきた。と思いこむことにしよう。

 で、仕事に出かけてきます。

アサーティブネス(assartiveness)を身につけたい人と、そんなのなくても困らない人。

 朝日新聞土曜版beに連載されている勝間さんの記事(ここ)、8月9日付はアサーティブについて書かれていた。

 アサーティブなコミュニケーションをしたいと思うのは、自分が言いたいことを相手にうまく伝えられないと思っていて、もっと上手に伝えられたらと思っている場合が多いと思う。そういう人には、この考え方はいろいろなヒントになると思う。女性センターなどでの、アサーティブネスをテーマとした講座に行ってみたら、大盛況だったことがある。職員の方に聞くと、この手の講座はいつも満員になるとか。平日昼間ということもあり、かつ、場所が女性センターだということも大きく関係しているとは思うが、参加者はすべて女性だったことも興味深い。

 アサーティブやアサーションと言われる手法は、私は有用なものだと思う。

 しかし、アサーティブなコミュニケーションがうまくいかなくて、なぜか、アサーティブな主張の仕方を憎んでいる人もいることを知っている(笑)。言う側が努力をしても、聞く側が聞く姿勢がなければ、あまり意味がないのかもしれない。

 アサーティブの考え方を知らなくても、常に、聞く姿勢はもっていたいものだ。そうすれば、アサーティブに伝えようとする人の努力も報われるというものだ。

 アサーティブの話を聞くと、身につけたい人がたくさんいるんだなと思うのと同時に、そんなのなくても全く困っていない人がいることも想像できて、複雑な気持ちになる。困らない人は、周囲の人を困らせていることが多いような気もして。

2008年8月15日 (金)

図鑑好きにはたまらない。

からだにおいしい 野菜の便利帳

 『からだにおいしい 野菜の便利帳』が評判なのは知っていたが、ちょっと我慢していた。店頭で見てみると、やはり、魅力的だ。子どもの頃、図鑑を愛好していた人にはたまらないのではないかと思う。

 それで、つい、購入を決意。一度に全部頭から通して読むような種類の書籍ではないので、寝る前にゴロゴロしつつ、好きなページを眺めている。どのページもおいしそうだが、からだのメンテナンスのためにも、野菜や果物を積極的に摂りたいと考える人にはお薦め。なぜかというと、野菜ごとに栄養素が書いてあるとともに、簡単にできるレシピも載っているからだ。

 『おいしいから毎日食べたいお酢料理』もなかなかよい。疲労回復に効果のあるものを食べたいと思っていたところ、『野菜の便利帳』の近くに平積みになっているのを発見した。この中の、簡単なピクルスの作り方を参照して、キュウリをつけてみたら結構おいしかった。そこで、キュウリのほかに、人参と大根も追加してみた。明日の朝になれば、食べれるようになっていると思う。

 今週は、なんだか、くたびれていて、非生産的だった。お腹が病気でした。なんとなく、快方に向かっているような気がするのだけど、油断するとすぐに暑さや冷えや湿度やもろもろに負けてしまうので気をつけたいものだ。

2008年8月10日 (日)

勝間和代さん、講演予定を発見。

 他の場所でも大活躍だが、女性センターでも精力的に講演会をなさっているようで、今日は11月に栃木県立男女共同参画センター’パルティ’(ここ)での講演会の予定(ここ)を発見した。年に1回のフェスティバルでのメインのイベントらしい。すでに申込みを受け始めている(ここ)。

 タイトルは、「自分力10倍アップ作戦!~ワーク・ライフ・バランスでチャンスをつかむ~」でつづいて「『勝間式』勉強法・時間術・思考法・効率化で『なりたい自分』に近づく!」だ。「ベストセラー続出の最強ワーキングマザー!」と吹き出しであるのが、ちょっとおもしろい。「最強」ってすばらしい形容だ。

 センターは宇都宮市からバスに乗っていくような場所。でも、宇都宮駅を通りがかるなら、「餃子像」(ここ)という珍しいものを見ることができる。宇都宮が餃子の街なのは有名だが、宇都宮餃子会(ここ)などというのがあるとは知らなかった。

 県外からの参加者も受け付けているのかどうかは、わからないのだけど。

『論争 日本のワーク・ライフ・バランス』を読んで。その2

 (ここからのつづき)

論争日本のワーク・ライフ・バランス

違い…「ワーク」の示す内容。目指すゴールに着くために誰を中心に支援するかを含めた方法。

 第2セッション「家庭と職場のありかたとワーク・ライフ・バランス:その前提と道筋」では、御船美智子さんと佐藤博樹さんの議論が展開される。オーガナイザーのひとり、山口さんが「プレリュード」に書かれているように、このお二人のセッションは、『季刊家計経済研究』(2006年7月)(ここに一部分)に収録された対談を前段にもっている。私もたまたまこの対談は読んでいたのだが、内容を詳細に覚えていないけれども、読後に、何か未消化感が残ってしまった記憶があっただけに、本書での続編とでも言うべき展開は嬉しい発見だった。

 その対談での対立点を明らかにしてほしいというのが、オーガナイザーの山口さんからのお二人に対する課題である。

 御船さんは「ジェンダー・センシティブなワーク・ライフ・バランス論をめざして」と題した報告のなかで、「ワーク・ライフ・バランス」の語が日本で使われるようになるずっと以前から生活を研究していた立場から、特に女性を支援する重要性を強調されている。

 御船さんがおっしゃるように、賃労働においては男性はかなりの長時間労働であるが、帰宅すれば家事・育児などの無賃労働をするために時間をほとんど使わなくて済んでいる。済んでいるというか、するほどの時間もないということか。もちろん、そのくらいの過酷な条件の方もいるのだろうけども、休日にさえあまり家事などに時間を費やしているわけでもないようだ。

 「巧み故に強固な性別役割分業体制」とのことばで説明される以下の点が非常に興味深い。つまり、中国と韓国と日本との比較において、日本の夫も日本の妻も夫婦の資産形成における妻の家事の貢献度を高く評価しているにもかかわらず、資産の名義においては3か国中、妻名義は一番少ないのだという。この「巧みさ」は、個別カップルにおいての夫の意図だとも思いにくい。主語は誰あるいは何なのかが気になるところだ。

 男女とも家庭責任を果たしていくことを目指すべき方向として主張しているのと、世代ごとに分業に対する感覚が違うことを述べている点が興味深い。ただ、単によくわからないということなのだが、私には世代論は正しいのかどうか、判断できない。

 御船さんの主張を「意識レベル」の問題としてよいのかどうか、そこには疑問が残る。「意識」と言ったのは御船さんではなくて、モデレータの樋口美雄さんであるのだが。私の読みでは、御船さんはあまり「意識」について述べているようには思えなかったので。

 最後の具体的な提案で示された、「両親に育児休暇を1カ月、強制的に与える」ことで、ライフ、生活の学習ができるとの主張を見ても、そう思う。1カ月という期間は子どもの育児が何年も続くことを考えれば非常に短い時間だと思う。しかし、実際に経験してみることでわかることは、すごく大きいはずだ。「強制的に」も欠かせない要件かと思う。そうでもしないと、どうしても気兼ねしがちな男性の育休が希望するすべての新米父に取得されるとは思えないからだ。他の国は知らないが、日本では「みんながやる」ってことが大切な感じだ。とくに、男性の、これまでのジェンダー規範に反するような試みは、「男性もみんなが休めます」ってことにしないと実効性が薄いような気がする。

 いっぽうの佐藤さんは、演題「ワーク・ライフ・バランスと企業によるWLB支援」のとおり、「ワーク」を職場での賃労働時間に限定して使用されている。また、「意識」「意識改革」についても、むしろ、佐藤さんのほうが明確に言及されている。
 また、佐藤さんも短期間でもよいから「実際に休暇をとってみる」ことを提案されている。

 お二人の主張を比較すると、たしかに、楽観的な佐藤さんに悲観的な御船さんという図式はあるかもしれない。あるいは、学校教育の重要性を強調される御船さんに対し、佐藤さんはそこはあまりおっしゃらず、企業人への働きかけを中心に述べておられる。そのために、学校教育からはじめるとするとかなり時間のかかる方法なので、実現の速度を考えると、佐藤さんのほうが「さっさと実現しましょう」との主張に聞こえ、そのために、「そんなの簡単だよ」と聞こえるのかもしれない。簡単とは誰もおっしゃってはいないのだけど。

 お二人の対立点を、私の視点でまとめると、佐藤さんは企業の現状が男性の働き方に合わせた形で動いていることを十分に認識されているので、男性の働き方を変えるような働きかけを行えば、それに伴い女性の働き方も変化すると捉えておられる。いっぽう、御船さんは、そういったやり方は、従来の男性に合わせるやり方(男性の働き方が中心にあり、それに女性も合わせていること。たとえば、総合職女性の長時間労働など、いつも男性の動きに女性が合わせていくような傾向が見られること)が、そのまま再生産することを懸念されているのではないかと思う。

 短期的に大きな変化を起こそうと思えば、中心になっている部分(男性基幹労働者)を大きく変えたほうが、早く現状は変化すると、私は思う。ただし、そのために、中長期的には、やはり、女性は男性に合わせる存在としての位置づけを変更するようなジェンダー体制の変動にはつながらないとも思う。

 御船さんの男性にも強制的に育休というご提案は、上の枠組みで言えば、「男性に強く働きかけることで、全体を変更する」と同じしくみではないかと思う。でも、男性生活の女性化(家事も育児もやりつつ、仕事もやる)に向けての効果のあがりそうな試みとして、すぐにでもやってみたらいいのに、と思う。やってみて、何か問題が出れば、その問題への対処法を考えることもできるし、問題が出たとしても、得るものもかなり大きいのではないだろうか。

 お二人に共通なものは、「実際に休暇をとってみよう」ということだと思う。やってみて失敗したりしてみることを、もうどんどんやってみるべきときなんだろうと思う。

【おまけ】
 ところで、男性の育児参画(参加ではないことの注意)や男性がうちに早く帰りたくなる気持ちになることで(管理職の男性は、部下の若い世代の男性が早く帰宅したくなる気持ちを理解できるようになることで)、ワーク・ライフ・バランスを推進する(かもしれない)、具体的な方法を今日ふっと思いついた。よくあるような「男女共同参画週間」と同様に「ワーク・ライフ・バランス週間」を定め、たとえば、子どもを対象にした「男女共同参画に関する作文募集、優秀なものには賞」みたいなのと似ているのだが、作文の課題を次のようなものにしてはどうかと思ったのだ。それは課題を、

「あなたのお父さんが1ヶ月間全く仕事をしないでよい有給休暇がもらえるとします。そうしたら、あなたはお父さんとどういうことがしたいですか。どこかに出かけるとか、おうちで一緒に何かするとか、なんでもよいです。費用のことや、本当にできるかどうかは気にしないで、自由にしたいことを書いてください。」

とし、優秀作品は表彰するとともに、親世代(特に男性)と管理職(主に男性)を招いて、発表会をやる。子どもがどういうことをしたいのかわからないが、それを聞くと、上記のような気持ちになれるのではないだろうか。「長時間労働をやめて、ワーク・ライフ・バランスをとろう」という呼びかけもよいのだが、また違った「長時間労働をやめて、早めに帰宅したり休暇をとると、子どもとこういう楽しいことができますよ~」といった呼びかけもあってもよいのではないかと思うからだ。具体的にイメージできる呼びかけのほうが効果があるのではないだろうか。

 もちろん、シングル・ペアレントや親と暮らしていないなど「あなたのお父さん」という表現や対象が適切ではない子どもも、現在は非常に多いことにも注意が必要だ。そのあたりに、何か工夫できるとよいのだけど。
 
(その3(ここ)につづく)

(後日、その2の2(ここ)にも、関連したことを少し書きました。)

2008年8月 8日 (金)

北京五輪開幕式。

 あんまり関心をもっていなかったのだけど、開幕式視聴した。最初だけ様子見をしようと思っていたら、すばらしい演出でついつい見入ってしまった。チャン・イーモウという中国を代表する映画監督が担当されたという。テーマは、中国が発明したもの、だったよう。紙、羅針盤、活版印刷など、どれも美しく驚くような展開で、そのスケールの大きさに感心しつつ、中国の長い歴史を感じたりして、単純に感動した。十分に、「国威発揚」でもあったのだけど、開幕式の入場行進前までのところは、芸術作品として鑑賞するようなものに思う。

 おそらく、ダイジェストかもしれないが、再放送すると思うので、機会があれば、ちょっとでも見てみることをお薦めする。

 ということで、今夜はもう休みます。

RIETIでの勝間さん講演録。

 ここに先日行われた勝間和代さんのご講演「長時間労働からの脱出」を聞いたことを書いたが、それよりも前に同様の内容でREITIでもご講演なさっていた講演録がここでも読め、かつ、当日のプレゼンテーション資料も公開されている。この情報をキャッチしていたのはもうずいぶん前だったのだけども、ブログにアップするのを忘れていた。

 本講演は、REITIに招聘されておられた山口一男さんが勝間さんをお呼びになったのだと思うのだが、勝間さんのご講演のあとに、山口さんのコメントがあり、その部分も特によいのでお薦めである。これは、先日の講演にはなかったところ。対象が明確に限定されているところでのものなので、少し専門的な用語の使用もあるが、一般の日本語リテラシーがある人なら読んでわからないことはないと思う。論旨も明確でわかりやすい。

 山口コメントで興味深いのは、勝間さん主宰の「ムギ畑」を、「市民社会化の成功例」=「公共性をもつ集合財」との認識だ。それから、フリーライダー問題にも成功しているとの認識、それが「合理的利他主義」に通じるというご指摘もおもしろい。

 以下、山口コメントで、興味深い部分。

 日本では女性の労働生産性が賃金と同様に低いという分析がありますが、私はそれは女性の賃金を低く抑えるから生産性も下げてしまうのであって、女性活用について不合理であり、これはわが国の企業が女性人材の活用を真剣に考えてきない証拠でもあると考えています。

 私の分析では少子化に関しては、第1子へのハードルが企業のワークライフバランス施策の遅れ、第2子へのハードルが夫の非協力による否定的育児体験、第3子へのハードルが経済問題となっています。

 これは、先日の勝間さんの講演でも、言及されていました。なるほど、そうなのか、と思ったので印象に残っている。

 補完的な議論として、私は更に、「投資時間」を増やすためには「浪費時間」を減らすことが重要で、また「時間の消費(緊急性があり重要な時間使用)」の質を高めるには「空費時間」を減らすことが重要と考えます。これは、時間帯に拘束性のある「浪費時間」を減らせば、同様に時間帯に拘束性のある「消費時間」には振り向けにくく、拘束性の少ない「投資時間」に回しやすいこと、また時間の「空費」は「楽しいことは前倒しに、義務は後回し」にする「双曲割引」傾向をもつ「中毒的」時間使用の人に多く見られるので、空費は緊急性もあり重要な「消費時間」を「後回し」することになり、結局「やっつけ仕事」を生みだし、「消費時間」の質を下げると思われるからです。

 この部分は、自戒をこめて眺めるために。初めて読んだときに、一番心に残った部分のような気がする。

『論争 日本のワーク・ライフ・バランス』、誰にどう薦めるか。

論争日本のワーク・ライフ・バランス

 ここにも書いたように、本書は治部れんげさんが管理職研修のテキストとして読むよう薦めておられる。私もそういう場で活用されることで、管理職の人たちに対して、ワーク・ライフ・バランスの大切さやそれが企業価値を高めていくことの認識を深めてもらうことにつながればと思う。とはいえ、この点については、すでに治部さんが書かれていることでもあるので、私は別の観点から書いてみる。

  本書が想定する読者は、タイトル通り、日本のワーク・ライフ・バランス議論において、何が論点となっているのかを知りたい人かと思う。そこには、一般読者、研究者、政策決定者などが含まれる。

 一般読者とは、この分野について研究をしているとか、特に詳しく調べたりしなくてもよい人のことを想定している。現在では、ワーク・ライフ・バランスとその意味するところは常識としても知っておくべきことになりつつある。よって、単に言葉を知っているだけではなく、ある程度は知識をもっていることが不可欠になってくると思うからだ。学術論文の講読になれていない一般読者にとっては、それぞれの研究者の方が別々に書かれた論文を読むよりも理解しやすく、さらに1冊にコンパクトにまとめて、それぞれの論者の主張と論点が説明されているのは、お得(お金+時間)だ。

 研究者にとっては、本書を読むまでにも別のところで知識を得ておられると思うが、論争形式になっていることで、類似点や対立点がクリアになっており、それぞれの論者間のやりとりも読めるところがよい点かと思う。ワーク・ライフ・バランスの分野を専門に研究しているわけではない方に、特にお薦める。自分の専門分野をフォローするのでも精いっぱいなほど次々といろいろな研究成果が発表される状況において、ある種の解題的な読み方ができるという点で有用。

 政策決定者にもぜひ読んでもらいたいと思う。企業においては、管理職などの意志決定過程に大きく関与する人にお薦めしたいのと同様、社会制度を実際に作っていく人に、ワーク・ライフ・バランスの重要性とともに、何がその実現を妨げているのかについても知り、そして、その障壁を取り除くにはどうすればよいのかについて、現実にとりうる枠組みの中からもっとも適切な政策を提案してもらえればと思う。

 さらに、私は、以下の人びとにも本書を薦めたいと思っている。それは、シンポジウムの企画者、オーガナイザー、そして、シンポジウムのオーディエンスである。おひとりでも2,3時間の講演を企画すれば、多くの集客を見込めるような方を数人集めているのにもかかわらず、ひとりひとりの講演のほうがよいのではないか、あるいは、一同に会した意味があまり感じられないようなシンポジウムというのは少なくないように思う。それぞれの報告が単独であるだけでなく、それらが互いに有機的な結びつきや論争を巻き起こすような時間にできるかどうかは、おそらく、企画の段階にかかっている。あちこちのシンポを聞いてきた経験から言うと、相互に触発されたり、対立点が明確になり、論点が浮き彫りになるようなものは、多くない。

 その点、本書では、事前に十分に練られた企画だということを結果から推察することができるのである。

 これは、水準の高いものを経験してこそ、そうでないものとの「差」により、優れたものを見分けることができるようになるという考え方を、ある程度妥当だと思っているため出てくる発想である。本書をシンポジウムの企画の参考書として使用する方法をとり、シンポジスト同士が単に持論を述べるだけの時間ではなく、それぞれの主張が有機的な発展性をもつような時間になること、そういったシンポが多く開催されるとよいなと思う。

 私は基本的に対談や鼎談などを聞いたり読んだりするのが好きなのだ。だから、よりおもしろく、より知的に触発されるような時間を経験したいと思うのだろう。

【内容について】

その1

その2

その3

2008年8月 7日 (木)

片づけとは、捨てることなり。

 1年半ほどかかわっていたことが終わり、そのために毎月配布されファイルボックス3箱分くらいになっていた資料が不要になった。よって、捨てることを決心。片づけ上手なある人が「片づけは捨てることなり」と名言を残して職場を去っていかれたが、そのとおりだと思う。全部捨てるのではなく、捨てるものと捨てないものを分けろとは他の片づけ上手の本(笑)などでも読むのだけども、この命題はわかっているのです。ただ、何を捨てるかがうまく決められないことが、私の課題なのだ。そういうことで、あんまり気が進まないことや苦手なことは、こういうところにでも書いて強制力をもらわないとやれない。「片づけ上手の服」(着ると片づけが上手になる)が売っていれば買いたい。
 まぁ、捨てられないものやすぐ溜まるものが、紙類(書類、書籍、コピーなど)であり腐らないことが幸いか。あるいは、腐るものなら溜めずに済むのか。こんなことはあまり考えずにさっさと手を動かしたほうが正解か。

 そういった葛藤を数日経て、本日燃やすゴミの日に無事に捨てることができた。部屋のスペースがそんなに空いたわけではないけども、気分的には区切りがついた気がしている。気持ちの整理とものの整理はつながっているのだと思う。

2008年8月 6日 (水)

暑いときには…

 昨日は室温28℃、湿度70%超だったので、かなり蒸し蒸ししてまとわりつくようだった職場。今日は湿度が低かった分、かなりマシだった。

 そろそろ暑さにからだも慣れてきて、これで台風が来なければいいのにと思う。高気圧は私の元気のもとなので、晴天が続くとそこそこ体調もよいのである。

 暑いと言えばたしかに暑いかもしれないが、もっと蒸し暑いことを知っている身としては、そんなに文句はない。

 それでも、暑いと思う場合は、犬や猫のことを考えることにしている。彼らは毛深い。毛皮は夏用だとしても、脱げない。気の毒である。それに比べれば、人間はたかが知れている。

 暑い夏こそ、毛物(毛皮の動物のこと)を見て、「暑くない、暑くない」とつぶやきたいものだ。

754053_10443167 Kaikun

    

Shiba 

 

Photo

暑くても、猫に授乳してあげる犬。

中野麻美さんを取材したよい記事です。

 朝日新聞記者でいつも鋭い問題意識から、女性の問題を取り上げていらっしゃる竹信三恵子さん。労働問題に詳しい弁護士中野麻美さんを取材したよい記事なので、ここに挙げておく。

 中野さんは、『労働ダンピング雇用の多様化の果てに』の著者である。本書も非正規雇用の広がりから正社員の長時間労働の問題まで広く目配りしておられる。

労働ダンピング―雇用の多様化の果てに (岩波新書)

2008年8月 5日 (火)

『官製ワーキングプア』を読んで考えたこと。

官製ワーキングプア―自治体の非正規雇用と民間委託

 本書は最近報道で取り上げられることが多くなったワーキングプアをテーマとしたものだが、その中でも、公務職場に働くワーキングプアに焦点を当てたものである。官公庁や地方自治体の役所などには、いわゆる「公務員」と私たちが思っている「安定した、収入の保障された」人だけが働いているわけではない。非常勤職員や嘱託職員や臨時職員と呼ばれる有期雇用の人もたくさんいる。そして、行政の業務委託化が進む現在では、市民が目にする受付などにいるのは多くが業務委託をされた会社に雇用されている労働者だ。業務委託は競争入札制度によって決定されるため、安く入札したところが落札することになり、その安い委託料はその会社で働く人の単価に跳ね返る。これらのしくみを著者は「官製ワーキングプア」と呼ぶ。

 本書には、公務職場で働く非常勤職員の人へのインタビュー(5件)もまとめられている。有期雇用では単年度の「任用」で1年更新をずっと続けて10年以上働くこともあり、しかし、単年度の繰り返しのため「報酬」が上がることはない。また、常勤職員の「給与」という位置づけでもないため、生活できるだけの収入とはならない。常勤公務員は基本給の安い分を手当て主義で補ってきたが、有期雇用ではそういった手当もない。賞与もない。退職金もないところが多い。

 構造改革で公務員を減らせと常勤職員数を減らしてきたが、仕事は減らず、むしろ、IT化によって余計な仕事が増え、一人当たりの仕事量も増え、それを補うためにより安く雇える非正規職員を雇っていく。そして、業務でアウトソーシングできる部分は業務委託にして、安く民間の方を雇う。

 こういうことを繰り返すことによって、おそらく、公務職場で働く人で得をしている人はいない。公務員をバッシングすることで、何らかの溜飲が下がる人もいるかとは思うが、そうやって、ひとの待遇を下げることが回りまわって自分の足元も掘り崩していることにつながっている。

 本書の途中には、御家人制度との歴史的つながりなどにも触れられていて、そのあたりの事情に疎い者には目新しかった。現代の公共サービスや入札制度のありかたを考えるにも非常に示唆に富むと思う。

 ただし、公務職場における非常勤職員問題の歴史的経緯を知るには、別の資料にあたらなくてはならないと思う。

検索エンジンも使いよう。

 ウェブサイト上にさまざまな情報が散乱しているのを捕まえるのに、検索エンジンは便利だと思っているのだけども、それも使いようらしい。官公庁の出す公式文書や統計情報は誰にとっても有用だと思う。ただし、同じネット環境で同じ検索エンジンを使っても、ひとによっては、思うような情報にたどり着かないらしい。

 今日は、そういった方に、検索エンジンを使ってもとめる情報までの行きつき方をご説明した。その方があいまいな記憶から「だいたいこういう感じのがほしいんだけど、できる?」とおっしゃるのを頼りに思いつく検索ワードを入力すると、だいたいそれらしきものに行きつく。「じゃあ、次は、こういう感じのことが知りたいけど、どうすれば?」というやりとりを延々繰り返し、結局2時間以上に及んだ。お陰で、私自身もそのことについての概要などの知識が得られ、その方ももとめる情報だけでなく、やり方にも大いに関心を抱いて、「それって、どうやるの?もう一回やってみて」を繰り返し、きちんとメモしてお帰りになった。

 喜んでもらえてよかった。

 こういう場面でつくづく思うのは、道具があっても、上手な使い方を心得ていないと、時間がかかるだけで、望む情報にたどり着くのは困難だということ。官公庁がさまざまな情報をウェブ上に公開しているのはありがたいことだが、トップページから順に入っていこうとすると多くの場合、行きつけない。私は検索エンジンを使って、直接目的の情報に横から入るような使用を勧めるが、それにしても、公的機関が提供する情報は生活者には欠かせないものなのだから、もっとわかりやすい作りにしてもらいたいと思う。

 特に、省庁。民間のものは、もっとわかりやすいですよ。

2008年8月 2日 (土)

『それでも私は腐敗と闘う』

それでも私は腐敗と闘う

 本書は、コロンビア人女性イングリット・ベタンクールさんが、コロンビアの国を良くしようとして、文字通り命がけで奮闘する様子を描いたものである。コロンビアの政界は、腐敗と汚職にまみれ、政治家は私腹を肥やし、庶民の生活は一向によくならない。そういった状況に疑問をもったベタンクールさんは、自分が議員になり、他の議員や大統領の汚職を追及しようとする。暗殺や脅迫がふつうに行われるような政情の国において、真実を暴き正義を実現しようとすることは、自らだけではなく家族へも危険が及ぶことを意味する。それでも、彼女は使命を果たすために闘いつづけるのである。国会議員になってもなかなか政治を浄化できないことから、自分が大統領になるしかないと思った彼女は大統領選に立候補を表明していた。

 そのようななか、2002年、とうとう彼女の存在を邪魔に思う人びとの手で誘拐されてしまう。

 今年、6年におよぶ監禁から生きて解放されてきた。このニュースを聞いて、本当によかったと思った。生還されて本当によかった。

 現代にもこんな国があるなんて、現実のこととは感じにくいところで私は生きている。しかし、持っている権利を十分に生かしているかというと、そうでもないのかもしれない(投票には行っているけれど)。

 大きな困難が立ちはだかっていても、それでも闘うというベタンクールの姿勢はすごいと思う。すごいと思うけど、殺される危険を冒さないとまともな政治ができない政情のほうが理解できなくて、むずかしい。

時間を上手に使うには。

 こういうリストを見つけた。非常に参考になるが、身につけるにはすぐにとはいかなそう。

1:休息を取ること
2:やりたいことを見つけなさい
3:時間を浪費している原因を見つけましょう
4:やりたいことに先にスケジュールする
5:タスクを統合する
6:.会議をしない
7:スケジュールをいっぱいっぱいにしない
8:あなたの習慣を再考しなさい
9:電子メールを処理する時間を減らす
10:「それは受けられません」と言うことを学びなさい
11:一日にやることの数は「3」
12:最も大きなタスクを一番最初に処理しなさい
13:.人に任せる
14:気を散らすあらゆるものを視界から取り除きなさい
15:インターネットから切断する
16:外部委託する
17:「午前中」を利用しなさい
18:仕事を終えたあとの時間を自由に使う
19:夜、寝る前に時間ができる
20:昼食休みも有効に使う

2008年8月 1日 (金)

今月の測定結果は。

 8月になった。早い。本日測定。
 毎月はじめは筋トレの効果測定が行われる。さっさと行った方が安心なので、本日測定してもらった。先月は26日に10回を達成し、結局11回通うことができた。これまでで一番多い。そのこともあってか、測定結果もちょっとだけ(0.4ポイント)骨格筋率が増えていた。その他の結果も、スタッフの人からは「これまでで一番よい」と言ってもらえた。これまでがほとんど変化がなかったので、微々たる変化でも一番よいとも言える。骨格筋比率が上がったといっても、平均値にはもう少し足りないので、この月も何とか筋肉が増えるようにしたい。それにしても、筋肉を増やすのはなかなかむずかしいので、減らないように気をつけることにするしかないかも。

 こういう結果を知ると、「あ~、変化ないなぁ」と思うので、自分がかなり大きな変化を期待していたらしいことに気がつく(笑)。あんまり普段意識していないのだけども。

 それから、からだ年齢がさらに1歳若返りました(笑)。

『論争 日本のワーク・ライフ・バランス』を読んで。その1

論争日本のワーク・ライフ・バランス

 本書は、ここでも書いたように、『ワーク・ライフ・バランスと男女共同参画』と題したシンポジウムをまとめ、書籍の形で読むために整えられたものである。よって、はじめから、学術論文として書かれたもののとも、対談をそのまま収録したものとも違う。学術論文を読むよりもとっつきやすく、対談本よりも意味の含有率が濃い仕上がりになっている。

 シンポジウムには残念ながら行けなかったので、当日の様子はわからないが、本書を読む限りでは、盛会であり聴衆として参加してもシンポジストの熱気が伝わって会場の温度もあがるような時間だったのではないかと想像する。そう思う理由は、質問のレベルの高さと量だ。どのような質問が出るかは、そのシンポの充実と強い関連があると私は思っているので。

 本書は「プレリュード」と題した山口一男さんの文章から始まる。シンポジウム開催のきっかけや目的に加え、4つのセッションの概要が解説されている。ここを最初に読むことで、セッションに入る前に全体がおおまかにわかるようになっていることがありがたい。そして、各報告者の紹介をなさるときに、それぞれの主張の一般的理解を示されることで、あとから、報告者による「一般には、そのように理解されているのかもしれないが、そうではない」との発言を引き出すことに寄与している。

 特に、第1セッションでの八代さんのご主張については、私も規制緩和至上主義的な理解をしていただけに、ご本人から違うとの説明があったことはよかったと思う。なぜなら、そういった理解は私だけのものではなく、少なくない人がそのように受け止めているように思われるからだ。

 さて、第1セッションでは、八代尚宏さんと樋口美雄さんの報告にモデレータとして山口一男さんが参加されている。

 前述したように、八代さんは規制緩和を強く主張されているイメージがあった(実際にもそのようだが)のだが、規制緩和の意味するところが私の理解と異なっていることがわかった。八代さんは、「小泉改革で格差が広がった」という誤解があるがそうではないと言われる。ホワイト・カラー・エグゼンプションにも休暇規定があることなど、私は一般の報道からだけ情報を得ていたため、ここで初めて知ることだった。

 お二人の議論の違いは、ワーク・ライフ・バランスを実現するために障壁と考えられる日本的雇用慣行を、どのように変えていったらよいかという方法の違いである。既得権をもつ人びとの抵抗をどのように排して、新しい制度を定着させていくかということについて、次のような違いがある。

 八代さんは、制度を変えることによって人びとの意識も変わる。日本的雇用慣行をそのままにして、ワーク・ライフ・バランスの実現を進めていくことは早晩行き詰まりが出る。現在、保護されすぎていると思われる正規雇用と年功賃金を変え、中途採用市場の出入り口を広げることが必要だと言われる。

 樋口さんは、既得権者の抵抗感を薄めるための条件整備をまず、あるいは同時に進めるべきと言われる。

 私には、このお二人の対立は、童話「北風と太陽」を思い出させる。

 そして、樋口さんはプロセスの違いと言われるが、私は現状認識にも違いがあるといったほうがよいのではないかと思う。労基法がきちんと守られておらず、ライフを生活ではなく生命と訳さなくてはならないような状況にいる労働者が相当数存在するとの現実からは、新しい法律や制度を作っても、そのことだけで現実が変わるとは考えにくいからだ。法令を遵守するつもりのない会社にいれば「絵に描いた餅」だ。

 本書からずれるが、ここでも書いたように、現在でも労基法を遵守すれば多くの問題は解決すると労働専門の弁護士さんがおっしゃっていた。

 笹山弁護士曰く、「法律をよりよく改正していくことも重要なことだが、現実的には、現在すでにある法令を遵守させることで、かなりの労働面での問題はよくなる」のだそうだここより)。

 八代さんが既得権を崩していく法制度(あるいは、既得権を守りすぎている法律の撤廃)の必要を述べられているのに対し、樋口さんは法令が守られていない現状では法を定めればそのまま従うようなことにはならず、その場合には、どうしても立場の弱い労働者に影響が出てきてしまうのではないかと懸念しているように感じられる。

 既得権をもつ人の抵抗感を薄めるのはむずかしい。なぜかといえば、既得権をもっている人は、それを既得権と思っていない。当たり前の報酬だと思っているのではないだろうか。そして、既得権をもっている人は客観的に見れば、そこそこ立場が強いのだけれども、本人の主観では弱い立場だと思っているように想像する。

 自分の立場が弱いと思えば、自分や自分の収入に依存している家族たちを守るために防御的にならざるをえない。中途採用市場の出入り口を広げ、中途採用でも正規雇用にするという発想は、日本的雇用慣行になじみすぎた感覚からは、なかなか現実感を持って想像しにくいかもしれない。

 「北風と太陽」のたとえから、私の立場は太陽だと思われるかもしれない。でも、どちらとも言いがたい。望むことは、現状が速やかによいほうに変化してほしいということだ。しかし、よい状態に安定するまでのあいだ、非常に厳しい状態を甘受しなければならない人たちのセーフティネットのことが気がかりだ。日雇い派遣を禁止しても、日雇いでしか収入を得られなかった人たちはどうなるのか。それと同じ危惧がある。

 このセッションに望むことがあるとすれば、八代さんの主張の論拠となる資料や文献情報だろうか。これまでお書きになっているものから参照すればよいとは思うが、点数が多いので、1つ2つ挙げてあるとありがたい。まぁ、欲を言えば、という水準の話だけども。

 それから、用語についての疑問。八代さんは「均衡待遇」と「均等待遇」を同じ段落でお使いになっているが(58頁)、「衡」と「等」は一字違いでも意味するところは雲泥の差がある。誤用・誤字なのか、あえて違えて使用されているのか気になる。

 樋口さんは労働組合の役割の重要性を述べておられる。労使の協議は大切だが、従来の労働組合の男性中心主義を知るものからすれば、楽観的な気もしてしまう。「正規雇用中心主義だった労組が最近非正規も視野に入れ始めたのは、男性の非正規労働者がものすごく増えたからでしょう」と言いたい人をたくさん知っているので。非正規だけの労組も少しずつ増えているのは知っているのだけど、それらも男性が中核を担っておられるので、正規の労組とあまり変わらないのではないかという気もして。

 お二人の報告の後、相互に質疑応答をすることで、それぞれの報告のときには疑問符がついていたことが明確になった。さらに、聴衆からの質問が読者の理解を助ける役割を果たしている。そういう点で、おもしろいセッションだったんだろうなぁと感じる。

ここにつづく)

« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »