「非正規」化は、教員の世界でも増えている。
東京新聞2008年8月23日付記事(ここ)を読みました。以前から、非常勤講師など「非正規」教員はおられたと思います。数が増えていることが表面化させたと言えるのではないでしょうか。数が多くても少なくても、生活ができないような待遇を放置しているのはおかしいと思います。記事中の、夏休み期間中は無給なので、学区内のファーストフード点でアルバイトをせざるをえない事情に対し、校長が「生徒に見られる。客とはいえ生徒に『いらっしゃいませ』と言う立場はいかがなものか」ととがめられたというくだりがあります。他の働き口があれば、いえ、教員としての待遇がもっとまともなものであれば、そもそもアルバイトをする必要などなかったのではないでしょうか。校長がひとりで待遇を決定しているわけではないとしても、こういう発言はひどいと感じます。むしろ、同じ学校に勤務する最も立場の上の人間として、待遇改善を訴えるくらいのことをしてもらいたいものです。
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えふさん、本の表紙の貼り方わかりました!
そういうことだったのですね。
ありがとうございました。
「非正規教員」実は、うちの主人も以前そういう立場で正規採用をめざしていました。
その時は、やはり、無給の時間のアルバイトは”禁止”されていたので、家計をやりくりするのはとても大変でした…。
息子の通う保育園の先生方の多くも、「非正規」なのですが、責任感を持ち、本当によくして下さいます。そのような情熱を持った保育士さんたちの待遇も向上させて欲しいと願っています。
投稿: ふぁる | 2008年8月25日 (月) 08時40分
ふぁるさん、コメントありがとうございます。
本の表紙の件、うまくいったようでよかったです。
「非正規」教員の問題、アルバイト禁止もひどいですね。生活しなくてはならないのに…。
保育士の「非正規」問題も深刻ですよね。東京でも雇い止め問題で裁判で争った事件がありました。
勝間さんもおっしゃっていますが、日本は子どもにかける公費の支出が少なすぎるのではないかと思います。子どもを育てる仕事をしている人の待遇が悪すぎるのも、そういうところに理由がありそうです。
投稿: えふ | 2008年8月25日 (月) 16時54分