カフェでの出来事。
本日はややゆっくり目に生きることにしました。というか、結果的にそうなりました。
筋トレに行ったあと、お昼頃に、カフェに(今日はエクセルシオールにしました)行き、座っていたところ、隣になんとなく年齢の割に大きそうな雰囲気の男の子とその子のお祖母さんらしきおそらく60代くらいの元気そうな女性と、そのお母さんらしきさらに年代の上の女性の3人がおられました。男の子は、隣に来た珍しい動物である(と思ったのでしょう)私をじっと観察、私も負けじとじっと観察してやりました。これは、小さい人々との間でよくあることなのですけども、向こうからすると、大人の女性に見える生き物はだいたい自分からにっこり笑ってくれたりするはずなのに、この生きもの(=私)がそれをせずにいるので、不思議な感じがするのではないかと思われます。
3人様ご一行はその時点で結構長くいらしたのでしょうが、男の子はもうじっとしていることができなくなった様子で、女性たちは「もう限界ね」とおっしゃっていました。
そこへ、小さな女の子を連れたお母さんがやってこられ、近くの席に座られました。
そこから興味深い状況が展開されました。男の子のお祖母さんらしき女性が、女の子のお母さんらしき女性に「たぶん、同じくらいの年齢だと思うわ」とおっしゃいました。そこで、初めて大きめの男の子の年齢が明らかになったのですが、なんと、2歳半くらいだったのです。女の子とは半年くらいの差があるだけなのに、見るからに「大きさ」が違います。男の子は比較的大きめに育っておられるようでした。
男の子のお祖母さんは「ほら、かわいい女の子がいるわよ」と男の子をけしかけました。いや、けしかけてはいなかったかもしれません。男の子は、女の子に関心があるのか、少し近くに寄って行きました。すると、女の子は特に何の反応もしなかったのですが、そのお母さんからにこにこしながら話しかけてもらっておられました。そうそう、こういうのが、大人の女性の、見知らぬ子どもに対する一般的な対応です。
お祖母さんは、お世辞もあったのでしょうけども、「この子は、かわいい女の子にしか興味がないのよ。そうじゃないと、寄って行ったりも全くしないんだから、ほほほほほ」とおっしゃっていました。「ほほほほほ」は空耳かもしれませんが。
しばらく、お母さんにかまってもらった男の子は、さらに限界が来たと見えて、今度は反対側のほうから私の方に向かって、擬声語を発しながら駆け寄りかけて途中で止まったりしました。まだ警戒心が残っていると見えて、きちんと距離をとっていました。えらいですね。
それを見ていたお祖母さんが私に向かって「ごめんなさいね」とおっしゃったのは、男の子が駆け寄りかけたことに対してだったのでしょうか。それとも、途中でやめた判断に対してだったのでしょうか。そこのところは、よくわかりませんでした。
それにしても、こんな小さなうちから、「ほら、そこに女の子がいるわよ」と自分から積極的にアプローチすることをもとめられているとは、男の子も大変なのですね。寄ってこられる女の子だったときには、全く気が付きませんでした。
それから、関心のある女性に対する態度が2歳半と「いい大人」とで、あまり違いがないように見えるところが興味深いところです。私の仮説はもしかすると、かなり正しいかもしれませんね。
私の仮説:男性は5歳で完成されている。
【今日ぶつかった人】
1人。高齢の女性。エクセルシオールのレジ付近で、よろけて私にぶつかる。挨拶はなし。小柄だったので突き飛ばされずに済む。
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えふさん
その仮説がなりたつのな日本だけですね。何故か日本の多くの男性は「かわいい女性」が好みです。当然「利口な」女性は「可愛さ」を演技します。と言うわけで日本ではテレビでも町でも「可愛い」女性があふれていますが、アメリカに来れば若さに価値を置いても未熟さ(ましてや演技した未熟さ)に全く価値を置かないので、可愛さを好む男性も、可愛さを演技する女性もいません。 ま、そのほうが自然といえます。本当に可愛いのは生き生きとした動物の子供だけですから。いつから日本はこんなへんてこりんなジェンダー文化になったのでしょうかね。女性は未熟が良いなんて。男性の自信喪失のせいでしょうか。「良妻賢母」を尊ぶほうがまだ健全です。
投稿: 山口一男 | 2008年11月27日 (木) 03時46分
山口一男さん
ありがとうございます。
記事中の「態度」というのは、気になる女性に対して見せる恥じらいとか困っている感じという意味だったのですが、ちょっとわかりにくかったですかね。
好みが「かわいい女性」というのは、そうかもしれません。少なくとも、主流の情報ではそういうことになっていると私も思います。これがどの程度、実際の男性の好みを反映しているのかについては、よくわからないのですけども。最近の若い世代では、年上指向があるとかも聞きますし。暦年齢だけが年上で「かわいい」が条件かもしれないのですけども。
以前、中国からの留学生女性から同じようなことを聞いたことがあります。そして、中国では男性がセクシーな女性を好むのでセクシーな化粧や服装をするのだと彼女は言っていました。
いっぽうで、日本では、ある程度の年齢になれば、女性は「おりる」ことができるわけでして、それについては両義的なのですけども、「気楽でよい」と思う女性も一定数いるような気がします。
「かわいい女性」については、私も謎が多く気にはなりますけども、いまだよくわかりません。かわいくないので、安心です(何が?)。
「予測不可能」よりは、ある程度「予定調和的」でないと、男女関係、あるいは恋愛関係の定式化からはみ出てしまい、いわゆる親密な関係が成立しにくくなるのかもしれませんねぇ。既存の物語を利用できないと、関係性を定義するのがむずかしくなってしまうような気もしますが、「状況の定義」に時間がかかり、やってみても間違っていたりすることの多い私としては、やはり、むずかしくてよくわかりません(笑)。
投稿: えふ | 2008年11月27日 (木) 20時29分
えふさん
返信をありがとう。おっしゃる内容に付いては、ぼくもよく分かりません。言い忘れれましたが記事は良いです。「ほほほほほ」と言うところでは僕も老婦人の声が空耳が聞こえたような気がしたし、「私も負けじとじっと観察してやりました」と言うときには、男の子とえふさんの見つめ合う様子が浮かびました。動きのあるなにげない日常の観察を人に伝えるには「ゆっくり生きるのも」良いですね。
投稿: 山口一男 | 2008年11月28日 (金) 00時30分
山口一男さん
ありがとうございます。
空耳や様子を共有していただいてうれしいです。「ゆっくり」と「さっさと」とをうまく組み合わせて生活できるといいような気がします。その緩急をWLBと言っているのかなと言う気もしますし。全部ではないのでしょうが。
たまには、ぼんやりするのもいいですよ。なんて、師走直前に言うことでもないかもしれないのですが。
投稿: えふ | 2008年11月28日 (金) 23時00分