何を考えているんですか?
こんな足場の悪いところに安定しながら、顔は忘我の表情。あなたは一体なにものですか?
ねこ:ねこです。
えふ:ありがとう。それは、わかっているつもりなのですが。
ねこ:名前はまだない。
えふ:「漱石」ですか。教養人(猫)ですね!
ねこ:まぁね。ねことしてのタシナミです。
えふ:そこで、何をしているんですか?
ねこ:見ればわかるでしょう。
えふ:? わからないから、尋ねているのです。お願いです。教えてください。気になって、今日の仕事に手がつけられません。
ねこ:気がかりがあるからと言って、仕事をしない理由にしてはいけません。修行が足りませんよ。
えふ:……。おっしゃるとおりです。
ねこ:仕事が済んでから、また、お話しましょう。
えふ:仕事が終わるまで、そこにいるのですか?
ねこ:まぁ、だいたいは。でも、わかりません。
えふ:そうですか。じゃあ、またお会いしたら、今度は質問に答えてもらえますか?
ねこ:それは、そのときにならないとわからない。
えふ:そうですよね。わかりました。仕事します。
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えふさん
この記事最高ですねえ。と、わざわざいいたくて性懲りも無くまた書き込みです。写真も素敵。今日は過度にストレスのある仕事を昼までして、夕方から仕事で外に出るというWLBの無い生活ですが、この記事読んでストレスが少し取れました。
この猫は大人の風がありますね。漱石というより猫の禅僧かも。瞑想にふけっているようですが、何か深い考えをまとめているのでしょうか? もっとも真の禅僧は何も考えないのが境地かも知れません。足場の危ういところで眠れるのが境地の証拠。鈴がついているのが、禅僧らしからぬところでやや気になりますが。
投稿: 山口一男 | 2008年11月11日 (火) 05時57分
山口一男さん
ストレス軽減になったのなら、よかったです。
私はやることが迫ってくるほど、想像&創造力が高まって困ります(笑)。
以下は、ねこからの伝言です。
「つけなくてもいいが、あえて大きな鈴をつけてみることも、また愉し。」
「ねこらしくふるまうのは、ときに、なかなか難し。」
私には、よく意味がわかりませんが、一生懸命話しかけて、やっとこれだけ聞かせてもらいました。
投稿: えふ | 2008年11月11日 (火) 14時42分
えふさん
ねこからの伝言をありがとう。僕には「鈴をつけるのもまた涼し」ときこえました。
「やることが迫ってくるほど、想像&創造力が高まって困ります」は、実は僕も同じです。貴女は僕と同様、多分「双曲割引」の傾向があります。やりたいことは前倒し、義務は後まわししたいという性向です。でも、それをすることに罪の意識と言うか、後ろめたさがあるので、やりたいことに対する想像と創造力が増すのです。やりたいことの価値を高めることで、それを「今」することに後ろめたさが減るからです。 創造できることがあるときに、それをすることは悪いことではありません。でも、取り返しのつかない形で義務を怠ることは、信用を失うことににつながりますから十分心してください。貴女をよく知らないのに忠告がましいことを書いてすみませんが、一寸心配になりましたので。長期的な眼で自分を大切することは、やるきの出ない仕事でも、義務は意識的に消化していくことでもあるのです。貴女は才能のある方と思います。それを長期的な眼に伸ばしてください。62歳の僕と違い貴女には「今」と言う時間は、まだこれからもたっぷり訪れるのですから。また、上からモノを言ってしまったようですみません。
投稿: 山口一男 | 2008年11月12日 (水) 00時45分
山口一男さん
ありがとうございます。「双曲割引」ですか。たしかにそうかもしれませんね。
罪悪感というよりは、長期的に先があるように思えないことが、その傾向を強めているような気もしないでもありませんが。
中身が成長していなくても、ぼんやりしていても、歳だけはとっていくので、大人になるとだんだん言いにくいことや忠告してくれる人がいなくなってしまいます。よく知らない私のために、ご心配いただきご忠告もいただき、本当に感謝します。
できればもうちょっと、「山口一男さんのすばらしいところとか才能」に似ておきたかったのですが(笑)。
ねこやねずみの話は、かかる時間は少しなのです。結局、5つもできてしまいました…。順次、アップしますが。いや、このことだけをおっしゃっているわけではないのでしょうが。
投稿: えふ | 2008年11月12日 (水) 19時57分
えふさん
いや別に似ていることは必ずしも悪いところとはいえません「やることが迫ってくるほど、想像&創造力が高まって困ります」という分のうち「想像と創造力が高まる」というのは「双曲割引」傾向の人の誰にでも起こることではありません。いやそういう人はむしろまれだと思うし、そのまれなところが僕とえふさんは似ているのです。実際僕もやらねばならぬことが迫っている状況の中で、それを後回しにして書き上げた論文で、後に残ったものも多いのです。だからその才能をうまく使うことです。
投稿: 山口一男 | 2008年11月13日 (木) 00時26分
山口一男さん
ありがとうございます。
なるほど、部分的には強みになる可能性を秘めているのですね。私の場合、秘めているだけに終わらないようにしたいものです。
「双曲割引」傾向の人はたくさんいそうな気がするのですが、レアタイプなのですかぁ。そうか。
なんとなく、自分はレアタイプの寄せ集めのような気はしていましたが、こんなところでも、そうだとは。
投稿: えふ | 2008年11月13日 (木) 23時39分