今日の案内。
人と比較することができないので、よくわからないのですけども、以前はよく道を聞かれました。仙台を歩いているときも、福岡を歩いているときも。大阪でも、だったかもしれません。近所でも聞かれます。新宿で立っていたら聞かれたこともあります。そんなにどこの地理もわかりませんよ。ですが、知りえる限りはお答えするようにしています。幸い、仙台でも福岡でもわかっていたことだったので、ご説明させてもらいました。一時は、いっそ、地図でも持ち歩こうかと考えたりもしましたが、ここのところ、道を聞かれる習性がなりを潜めているので、地図は携帯していません。
今日は、仕事への通勤途上にホームに立っていたら、後ろのほうから話しかけてくる人がおられます。60代くらいの女性だったような気がします。何かと思ったら、「急行と各停ではどちらが先に着くんですか?」というご質問でした。そんなことを聞かれても、普段使う路線でもないし、来たのに乗ることにしていたので(乗る区間が短いので)、あとから来た急行が追い越すことはなかったような記憶があり、「この区間は片側複線にはなっていなかったと思うので、来たのに乗るのが一番速いと思いますよ」と答えました。
その方はお礼を言ってくださったのですが、私は不安になってきました。だいたい、この路線を使うときはその先の仕事のことで頭がいっぱいだし、前日はいつも寝る時間が少ないし、線路に落ちたり乗り間違えたりしない程度の最小限の注意力を維持する程度でぼんやりしていることが多いからです。普段気がつかないけれど、急行が各停を追い越して行ったことがなかったとは断言できないなあと不安になりつつ、来た各停に乗り込みました。
不安になりつつ数駅進むと終点になりました。その間、急行に追い越されることはありませんでした。記憶は正しくて、その区間は追い越しができるような線路の構造になっていなかったのでした。ひとまず、質問してこられた方に対して、嘘の情報を言うことにならなくてほっとしました。
仕事後、話しかけてきた人がいたのですが、こちらは大変緊張しているようでした。こういう状況を比較的経験してきたので、私って話しかけにくいのかなぁと思ったりもするのですが、道では、あと、スターバックスでは話しかけられます。どっちなのか、よくわかりません。
そう言えば、昨年の今頃、井の頭線渋谷駅の改札を出ようとしたら、出口を塞いで道を聞かれたことがありましたっけ。受験生らしき女性とその母らしき女性の二人連れでしたが。「駒場東大前はどうやっていくんですか?」が質問内容でした。おそらく、受験の下見だと思います。
それにしても、そんな人生の岐路になるかもしれないような道案内を、駅員でもなんでもない私に尋ねるとは、すばらしい勇気ですね。ご質問にお答えするこちらがより大きな勇気がいるような内容です。そのときは、さすがに「駅員に尋ねられたほうがいいですよ」と言いました。駒場東大前は渋谷から2駅ですけどね。
ここまで書いて来て、もしや、と思うのは、私は「通りすがりの人に道を聞いている」のだとこれまで疑ったことがなかったのですが、もしかすると、この認識が間違っていて、人々は私のことを「駅員」だと思っているのかもしれませんね。パン屋で店員に決めつけられていたのに、気がつかなかったくらいですから。そうなのか?どうなんだろう。
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