長年一生懸命低賃金労働をしてきた結果は、「貧しいおばあさん」
2009年1月27日付日経新聞夕刊ですが、いい記事だと思います。が、内容は深刻だし重い内容です(ここ) 。
見出しは「高齢女性 広がる生活難」、「目立つ独居 非正社員」「年金では暮らせぬ」です。記事は見出しのとおりの内容なのですが、長年一生懸命働いてこられたのにもかかわらず、それが低賃金だったり不安定雇用だったりして貯蓄もできずに年金が支給されても働かなければ暮らせないというのは、何と言ったらよいのでしょうね。働けるうちはずっと働くしかないのでしょうか。でも、もし、働けなくなったら、この方々はどうなるのでしょうか。こんなの、おかしくないでしょうか。いろいろと疑問がわきあがります。
記事では、貧困研究で著名な岩田正美さんと、「高齢社会をよくする女性の会」代表の樋口恵子さんのコメントが紹介されています。岩田さんのご著書については、ここでも取り上げました。
記者は、以前(ここ)紹介しましたが、「管理職でも短時間勤務」との記事を書かれた野村浩子さんでした。
ちゃんと名前を記憶していましたよ。えらいぞ、私。今後も継続して注目しておきたいです。
« 医療現場でのワーク・ライフ・バランスへの取り組み。 | トップページ | 鯛焼きの先祖は今川焼。変な進化。やっぱり、Changeですか? »
「社会のしくみを学習。」カテゴリの記事
- 映画「グリーンブック」(2019.03.26)
- a stay-at-home parent は「手伝う」ではありません。(2018.06.22)
- 「国立大学の潰し方 (7つの行程)」が秀逸なので、紹介。(2018.06.17)
- 原爆の日(2017.08.06)
コメント
« 医療現場でのワーク・ライフ・バランスへの取り組み。 | トップページ | 鯛焼きの先祖は今川焼。変な進化。やっぱり、Changeですか? »
えふさん
この日経新聞記事の報告をありがとう。手元に日経新聞がない(数日遅れで大学図書館には来ますが)ので助かります。過去のブログとの関連もあるので、一つ一つの記事は小さくても、全体として流れができていますね。今後も関連情報の紹介を楽しみにします。
投稿: 山口一男 | 2009年1月29日 (木) 01時46分
山口一男さん
ありがとうございます。
日経新聞、大学図書館で購読されているのですね。最近、盛んにWLBや社会保障などを取り上げられている印象があります。他紙でも、これらのテーマは増えていますが。
限られた情報ですけども、私のアンテナにひっかかる、というのを基準にセレクトされるので、時間経過と共に、私の関心という共通点をもつ情報がたまるのでしょう。
記事がたまるほどに、私の「傾向」が丸出しになるのでしょうねぇ。なんとなく、ヤダ(笑)。
投稿: えふ | 2009年1月29日 (木) 21時47分