鯛焼きの先祖は今川焼。変な進化。やっぱり、Changeですか?
鯛を象った鯛焼きですが、死ぬほど好き!とかではありません。だいたい、私に「死ぬほど好き」という感情の区分がありません。すいません。そうですねぇ、おおよそ、「好ましい」と「おもしろい」「興味深い」などで表現するのが、もっともしっくりするような気がします。
さて、それなのに、鯛焼きのことを取り上げるのか?と思われるかもしれませんが、まぁ、関心はあるわけです。なにゆえ、鯛の形にしなくてはならなかったのか。実際の形を見て、魚だとはわかっても本当に鯛として正しいのか(形が)などが気になります。
ところで、おまえさん。今年は鯛焼きさんの生誕100年だそうですよ。知っていましたか?それで、先日、鯛焼き記事を発見したわけでした。2009年1月14日付産経新聞では、「たい焼き、泳ぎ続けて100年」だそうです。お疲れ様です(ここ)。
それなのに、2009年1月27日付朝日新聞夕刊でも、同種の記事を発見したのでした(ここ)。こっちは、鯛のイラストの地図の上に各店の商品を写真で並べているのですけども、肝心の鯛焼きの写真が黒くなってしまい、画像が不明瞭なのが残念ですね。本当はカラー記事なので、余計に。
これまで、漠然とではありますが、今川焼と鯛焼きとの差異について考えてまいりましたが、最近、鯛焼きの先祖が今川焼だということを知りました。そうだったんですね。ふ~ん。私は今川焼よりも鯛焼きのほうが好きですね。その形において。理由は、前後や左右がはっきりしているほうが好きだからです。食べるときに、どこにまず噛みつくかに迷わずに済みますからね。ちなみに、私の流儀は、頭を上、尾を下にして手でもち、頭から食べることです。なぜかと言えば、尻尾部分を食べて終了したいからです。なんとなく。
産経新聞と朝日新聞が鯛焼きを巡ってどういう社説を展開なさるのかと少し緊張が走りましたが、杞憂でした。こういうことでは、そんなに敵対しなくてもいいんですかね?結構重要なことだと思うんですけど、鯛焼き生誕100年という節目ですのに。いや、無理やり敵対しなくてもいいんですが。
産経新聞の一面コラム「産経抄」あたりでの口撃を期待しますが、無理かなぁ。
今年は鯛焼きが誕生してから100年だそうである。本紙1月14日付でも取り上げた。本紙の立場は、「良識ある保守」である。鯛焼きにも保守本流の姿勢を堅持することを求めたい。いっぽう、朝日新聞も1月27日付にて取り上げている。先月(12月19日付)でも関連記事を読んだ。鯛焼きに対する姿勢において、朝日新聞は過激である。鯛焼きの皮は焼き色のついた昔ながらのものが基本であるのに、基本を踏まえない皮の色を奨励しているのだ。これでは、今の子どもたちが「鯛焼きは白くて焼き色がないもの」と誤った鯛焼き観をもってしまうことにつながる恐れがある。今すぐ朝日新聞の鯛焼き記事担当記者は、この点を反省し、新種の鯛焼きがあることを紹介するのは構わないが、鯛焼きの本流は小麦色であること、その他の変種に対しては「生存権」への配慮は必要であるが、鯛焼きとしてはあくまでも例外であると身の程をわきまえさせ、おおもとを誤ることがないように、報道の姿勢を正したい(え)。
うーむ、いまいちですねぇ。やはり、例の欄の方のようには、うまく産経らしさが出せません。それに、産経記事でも鯛焼きの新種を喜々として紹介してくださっていますしね。
先月のうちにこんな記事もありましてよ。見出しは「カラフルたい焼きくん、人気上々 その秘密は粉にあり」です(ここ)。
100年の月日を経て、鯛焼きも「このままじゃ、ダメだ。変わらなきゃ」と思ったのでしょうか。色や形、温度などさまざまなチェンジにチャレンジしておられます。感心です。
まぁ、しかし、私としましては、皮の色なんて何だっていいじゃないか、という気がします。中身が大切だと言い切るほどには中身に自信がありませんし、「あんこが尻尾の先までギッシリ」という言葉が魅惑的だとも思いませんので、ちょっと歯切れが悪いですけども。尻尾はちょっとそっけないくらいが好みですね。
外観だけにとらわれていると、中身が見えなくなってしまう、ということはあるかもしれません。あなたの鯛焼き選び、大丈夫ですか?
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