父親ハンドブック、なかなかよいです。
東京都福祉保健局(少子社会対策部 計画課 子ども家庭支援係)が『父親ハンドブック』というのを出しています。冊子として購入することもできますが(150円)、PDFで公開もされています(ここ)。
ここにも紹介されています。
役所に妊娠届けを出すと、妻には母子手帳があるのに……
数年前、妻が妊娠したことを役所に届け出ると、母親となる妻には「母子手帳」が手渡されたが、父親となる僕には何もなかった……。父親の育児参加が声高に叫ばれる今、これでは育児参加どころか父親としての自覚すら芽生えないのではないか?
が、値段が間違っています。1冊150円が正しいです。
全体を眺めてみましたが、なかなか、おもしろいです。父親になる可能性のある方やすでになってはみたが初学者の方向けにお薦めです。理由はいくつかあるのですけども、一貫して「育児をする男性向け」になっていることです。これはすごいことです。
本文5頁の「パパに注文したいこと」で同数1位だった「自分のことは自分で・生活態度に気をつけてほしい(早起きなど)」に感心しました。親に注意されているみたいな感じで。12ー18頁の「子どもカレンダー」もとてもよろしい。具体的には、「夫・父親の心得」部分です。
本文26頁(漫画の途中)がなかなか味わい深いです。「いいかえしたらダメです。とにかく全部うなずいて話を聞いてあげたほうがいいですよ」という先輩父のアドバイスがおもしろかったです。参考になりますねぇ。(本文1-32頁はここ)。
私がもっとも「本当に男性向けに書かれているな」と思ったのは、次の部分。「お風呂に入れる」(54-55頁、サムネイル7-8)です。何がかというと、赤ちゃんを風呂に入れるときの手順が説明してあるのですが、「1から4は、先にお湯に入れて→ 1 → 2 → 3 →上がり湯をかけるという方法でもよい」と書いてあります。ここですね。ちょっと笑ってしまいました(本文48-64はここ)。
そんなこんなで、あれやこれやで困ったときの連絡先リストなどもあり、本当に有用ですのに、この価格。お買い得です。冊子でなければ、PDFは無料ですしね。
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