育児をきっかけに、夫婦に溝ができるらしい。
妊娠後期と出産後1年経過後を比較すると、愛情の低下がみられるとか。最近、この手のニュースがよく報道されていますねぇ。二者関係だけだったときと比較して、人が増えるといろいろストレスが高まることは、当たり前と言えば当たり前だと思いますが。DVでも、女性の妊娠が最初の暴力の引き金になったりするという研究がありますねぇ。う~む。
妊娠中は妻の7割が夫への愛情を実感しているのに、出産や育児を経験した1年後には4割に減少していることが、ベネッセ次世代育成研究所(東京)の調査で分かった。夫が忙しすぎて家庭を顧みないと妻の愛情が低下し、育児をきっかけに夫婦の間に溝ができかねない現状がデータで裏付けられた。
初めて子供を持った全国の20~50代夫婦401組を、妊娠後期から1年間追跡調査した。
このニュースの全体はここ
妊娠期から0歳児期にかけて夫婦の愛情は低下する
妊娠期とその1年後に、それぞれ配偶者に対する愛情についてきいてみたところ、妻・夫ともに、配偶者への愛情は、下がる傾向にあります(図4-1・4-2)。「私は、配偶者といると本当に愛していると実感する」という質問に対して「あてはまる」と回答した妻は、妊娠期では71.3%、0歳児期では41.6%で29.7ポイントの減少となり、一方、夫では妊娠期73.6%、0歳児期61.8%で、11.8ポイントの減少でした。妻のほうがより多く減少していることがわかります。(14頁、サムネイル8頁)
調査の設計などについては、ここ。
詳細は、速報版で↓
『第1回妊娠出産子育て基本調査・フォローアップ調査』(ここ)
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えふさん
この調査のことは知っていました。パネル調査なので、僕は特に関心があるし、第一子目の出生に伴い妻の結婚満足度が下がるというわが国の特徴を僕も以前報告していて、それをさらに精緻化する内容だったからです。でもさすがですね。えふさんの情報には漏れがない。
投稿: 山口一男 | 2009年2月17日 (火) 01時40分