うまいです。
先週土曜日ですが、国際シンポで偶然会った方々に誘われて、夕方から「つながる歌 つながる舞 つながるいのちー戦争と女性の人権博物館建設のためのチャリティー・コンサート東京」(ここ)というのに行ってみました。
「戦争と女性の人権博物館」というのは、朝鮮半島出身の「従軍慰安婦」の方々がこのことを忘れないために、ソウルに建設しようとしているものだそうです。「かけはし」にも少し説明が書かれていますが、韓国国内でも反対運動があったりして、困難さを抱えているようですね(ここ)。
プログラムは、主に3人の女性の演者の方がそれぞれパンソリ、舞、歌などをなさるものでした。
どの方も、その道のプロとして活動なさっているので、かなりの迫力で力強く訴えるものがありました。
日本のものすらあまり馴染みがなく知っていると自信を持って言えないのですけど、韓国の伝統的な演目も大変珍しく興味深いものでした。連れの方々もそれぞれ楽しんでおられましたが、会場も満席で大変な熱気でした。
会場には、韓国からいらした元「慰安婦」の方もおられました。
日本国内に、この問題を支援するこんなに力強い運動や支援団体があることにまず驚いて感心しました。帰りに連れの方々と、「日本の女性運動に、あの会場をいっぱいにするような勢いがあるだろうか」とお話したのですが、まぁ、なさそうな気がします。
それにしても、「チャリティー」というイベントのやり方には、いろいろ考えさせられるものがあります。こういう歌や舞を使ったイベントに参加することがチャリティーに参加したことになり、さらにそこでカンパを募るなどが効果をもつのは、「慰安婦」問題への問題意識の有無だけではなく、演目そのものの持つ力があるのだと思うのです。それらには、直接の「慰安婦」へのメッセージ性はないのですけど。
もうかなり昔になりましたが、学生のときに、目的をすでに失念していますが、何らかのおカネを集めたいことがあったのですが、その際に、留学生たちと街で募金活動をしました。どこから用意したのか忘れましたが、楽器を演奏する人と、あとは歌を歌う人で、街で演奏していると、珍しいこともあって、注目されたし、なかなかよかったという記憶として残っています。募金がどうなったかについての記憶がありませんが。
日本での街頭募金活動と言えば、「募金をお願いしま~す」と呼び掛けるだけのものが一般的です。諸外国ではどうなのか知りませんが、もう少し、工夫できる余地がありそうな気がするのですが、どうなんでしょう。
approachableなことって、重要だと思うんですよね。こういうことに関しては。
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