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2009年4月16日 (木)

力量のある脚本家、もとめられています?

 最近、ここで話題にしましたが、少し気になる「ワーク・ライフ・バランス」の言葉の認知度について、別の資料を見てみることにしました。

 ひとつは、大阪市が行ったものです。大阪市内に居住の20歳以上の市民ですね。あらましは(ここ)、有効回収率は37.0%ですから、あまり高いとは言えませんが。回答者は女性のほうが多いのですね。回答者の年齢はいろいろな年代をバランスよく含んでいると言ってよさそうです(ここ)。

 それで、「男女共同参画に関する用語の周知度」として、14の言葉を聞いてみているのですが、「ワーク・ライフ・バランス」は苦戦していますね(ここ)。6割が「知らない」ですけど、「ポジティブ・アクション」や「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」は7割以上が「知らない」なので、これらには勝っています。まぁ、レベルの低い争いですが。

 「デートDV」がより最近の言葉なのに、「ある程度内容を知っている」人がWLBよりもやや多いのは、ドラマで取り上げられたりしているテーマだからでしょうか。そうだとすると、WLBもテレビドラマで取り上げてもらうとよいかもしれません。が、あまりドラマティックにならなさそうなところをどうクリアするか、脚本家の力量が試されるでしょう。

 福岡市民はどうでしょうか。「認知度」を聞くと、「全然知らない」は5割ほど。大阪市民よりもやや知っているということでしょうか。ここの左上のグラフですが、なぜか、ちょっとつぶれていて、鮮明でないですね。まぁ、だいたいわかるということでよしとしてください。

 「希望」と「現実」がかなり乖離しているようです。これがもっと近づくことが、よろしい状態なのでしょう。ま、それには、まず、言葉を広めるところから、でしょうか。

 WLBを題材にして視聴率のとれるすばらしい脚本をかける人が、今、もとめられているのかもしれません。いや、もとめられていないかも。

【2009.4.17追記】

 この記事を昨日書いた後で、「本当にWLBを主題にして、ドラマティックな展開は不可能なんだろうか」と考えちゃいました。困ったものです。で、ちょっと、アウトラインだけでも。

 学生時代から体力だけは人一倍で、最後には精神力で乗り切るだけのスタミナを保持している主人公の30代男性。彼は、「24時間働けますか」という幾分古風な企業で、それなりに出世しつつ長時間労働をむしろ誇りに思っているような人物だった。数年前にそのときにつきあっていた女性となんとなく結婚、すぐに第1子に恵まれる。妻は子を保育所に入れられずに退職を余儀なくされ、現在は子育てに専念している。

 何の問題もないと思っていた主人公に次々と問題がふりかかってくる。まず、経営に問題の見られなかった(と思っていた)会社が突然の業績不振になり、なぜか、彼が勧奨退職の対象になってしまう。簡単に辞めると言わずにそこで方策を練ればよかったものの、割と素直に勧奨に従って、退職してしまう。

 割と自信のあった彼だが、次の就職先を探そうとしてすぐに壁にぶつかる。再就職のためのセミナーを受けようとしたが、有料のものは高くて払えないことに愕然とし、自治体のやっている無料の再就職講座を受けることにした。

 その会場は、それまで存在すら知らなかった男女共同参画センターとかいうおかしな名前のところだったが、気にせず、出かけてみると、これまで見たこともない人間たちがたくさん生息していることに気が付く。

 まず、会話に知らない言葉ばかりが出てくる。「男女共同参画社会基本法ができてから、ここの名称は参画センターになったんですよ。これからは、男性にもセンターに来てもらわなくちゃね」「あなた、ジェンダーは社会的に作られたものなのよ」「女性のチャレンジ支援も大切ですけど、男性だってチャレンジ支援が必要よね」「これからは、ワーク・ライフ・バランスの時代ですよ。24時間働ける?そんなの、ダメダメ。家庭がめちゃくちゃになるよ」

 異次元世界から帰宅。妻に、会社を退職したことを告げると、黙っていたので、了解してくれたと思い、そのまま就寝。翌朝、テーブルの上に「この子を連れて実家に帰ります」とのメモがあり、妻は子どもと共に忽然と姿を消していた。妻の持ち物を確認すると、子育てママ雑誌に「特集 家庭を顧みない夫は捨てて正解」との記事が。

 ここから、主人公の仕事と家庭を取り戻すための闘い(?)が始まる。が、まずは、彼が何ゆえ、仕事も家庭も失いかけているのかを検証する必要がある。

 悩みつつ誰もいない自宅で眠っていると、夢の中で「この困難を解くカギはワーク・ライフ・バランスじゃよ」とどこかの魔法使いが言っているのを聞いた。これをお告げとはっきり認識した彼は、WLBの意味を学習することから始める。(第1話)。

 第2話以降は、企業に再就職しようとしていた彼が、そもそも企業に奉公するような生き方を疑うような出来事が勃発。起業も1つの選択肢と知る。妻がなぜ黙って行ってしまったかをフェミおばさんから解説され、得心、これまでの生活の仕方を反省する。

 最終話に向かっては、WLBを維持しつつ働ける会社を興し、生産性を上げることで、自分を退職させた旧タイプの会社に勝つことを目標にするが、途中で、そんな勝負のむなしさに気づく。旧タイプはほっておいても自滅することを確信。自分は社会企業家としての目標達成に専念することを決意。

 誠心誠意をこめた謝罪により、妻は戻って来てくれたが、仲良くしすぎて妻はすぐに第2子を妊娠。ここで社長自ら育児休暇を取得して、子どもを育てることを決意。妻は、新たなる仕事を得て、やる気になり、「もっと子どもを産んでやるわ」と宣言。

 その後は、すごいことになった。(終わり)。

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コメント

えふさん
  大阪府の結果、面白い、といっては語弊があるような興味ある結果です。でも男女共同参画法もジェンダーも知らない人が50%を超えるのでは、WLBを知らない人が60%を超えても何の不思議も無いです。ああ、でも」これが現実。最後は笑ってしまいました。「求められる」って考えてみるとおかしな表現ですよね。主語は省略形で「社会」。でも社会は欲求してなくて、求めているのは多分書き手ですから。

山口一男さん

 そうですね。WLB単独で認知度を見るよりは、他の言葉との比較を見るほうがいいですね。おっしゃるように、そもそもこの領域の言葉の数々はあまり周知されていないのだろうと思います。それにしては、WLBはむしろ健闘しているのかも。
 これと同種の市民意識調査は、さまざまな自治体で結構ひろくなされていると思います。これを並べてみてみるのもおもしろいかもしれないですね。

 「求められる」は、そうです。これは、おかしな言葉だと思います。こういうのを使って、そのおかしさを共有してもらえると大変うれしいですね(笑)。この手の言葉は、よく報道などで使われがちな、いわゆる紋切り型のものです。おかしくて、ありふれている。こういうのを、あやしむのも重要かと思います。

えふさん
  脚本アウトライン読みました。ははは、最高です。知性とユーモアが詰まってる。これ本物の脚本にしてみる価値がありそうです。その後どういう風に売り込むのかTVディレクターにはコネが無いので
わからいけど。小説にするのもありですが、やはりこういうのはドラマ化されて生きそうです。内閣府推薦ドラマとかで、カエルのマークをDVDにつけたりして。 

山口一男さん

 脚本アウトラインへのコメント、ありがとうございます。
 カエルのマークは、ぜひつけたいですね。あの、バッジをつけると、かなり喜ばれそうな気がします。

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