マージナルな位置から、通訳をしました。
この人(=私)の仕事ですが、要求されれば大体のことはやることにしています。もちろん、できることしかできませんが(当たり前)。
この人の職場の人たちが、別の世界の人からヒアリングをするという機会がありました。職場の人たちは、その業界の人たちにとっては当たり前の話について、大変驚き、すぐには理解できなさそうでした。
この人は、これら2つの世界の境界に居るような存在なので、お話自体にはさほど驚くようなことはありませんでした。が、今いる世界の人たちが新鮮に驚いたりショックを受けていることを観察して、それを新鮮に感じました。
同じ日本語を使っているので、会話は通訳なしに成立するのですが、同じ単語を使っていても、それが指し示す意味がかなり違う場合、あいだに誰かが立って、共有していない前提について説明しなければなりません。
この人が、それを十分にできたとは思いませんが、少なくとも、両方の世界では、互いに言わなくてもわかる前提があること、それは相手方の常識とはかなり違うということを確認することはできたかと思います。
ヒアリング対象の話は、聞いた側にとっては、ありえない話なのです。が、本当なのです。その辺の認識のギャップというか、事情への疎さが、悪気はなくとも通じない状態につながり、その人たちが求めていることを適切に理解できない事態を招いているのかもしれません。
この人も、まだうまく言語かできていないこともあるので、事情を知らない人たちに対して懸命に説明しても、実感を伴って理解するのは本当に難しかろうと思いました。
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