2009年の1.57ショック?女性首長、1.57%。
女性の政治参画が遅れていることは、国際的に太鼓判を押されており、まぁ、有名な事実です。
総務省「本日の市町村数」(ここ)によりますと、日本には、
1,772市町村(市 783 町 798 村 191)
の市町村があるのだそうです。
これだと、区の数はわかりませんね。
内閣府が出した数字は、1795市区町村だそうです。都道府県の数は、47ですから、
首長ポストの数は、1795+47=1842
ということになりますね。
つまり、今、日本全国で、首長は1842人おられるということになります。
では、そのうち、女性の首長は、何人でしょうか?
それは、ずはり、29人です。内閣府では、「女性首長大集合!~地域・子育て・男女共同参画~」というイベントを行い、そこで、このことに触れていました(ここ)。最後に、「宣言」も出されていますので、ご関心のある方はぜひご覧ください(ここ)。
29÷1842=1.57%
割合で言いますと、1.57%です。
う~む、消費税よりずっと少ないですね。
海水の塩分濃度も、パーセントで表示すると、3.5%くらいだそうです。それとの比較でも、2倍ほど薄いですね。この濃度の水、塩味はするんですかね。わかりません。
パーセント単位ではありませんが、1.57と言えば、1.57ショックを思い出しますね。これは、1989年に日本の合計特殊出生率(一人の女性が生涯に産む子どもの数)が1.57人となったことで、「少子化」が強く意識された出来事でした。が、20年も経った現在においては、1.57人なんか、「多いですね」という感覚になってしまっている状況ですね。
2008年の合計特殊出生率は、1.37人で3年連続上昇した、というニュースだったんですよ、お嬢さん(誰?)。
ま、ともかく、女性首長。少ないです。
日本における政治分野への女性の参画が少ないことは、長い間有名ですけども、国際比較で用いられるものは、首長ではなく、議員の女性割合なんですよね。
日本のデータは、あるようです。
東京都が出している『東京の男女平等参画 2006』には、
10 国及び地方議員、首長等に占める女性の割合
図表Ⅱ-10-1 都議会議員、首長等に占める女性の割合(都)
図表Ⅱ-10-2 国及び地方議員、首長等に占める女性の割合(全国)
首長の女性割合を出しておりますね。
世界の女性首長割合ランキング、どこかに情報はありませんでしょうか。発見された方、ご通報願います。
何位くらいなんでしょうねぇ。気になるなぁ。
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