今年は、派遣村ができないように、願いたいものです。
以前からずっと支援をしてこられていたのですけども、昨年の「年越し派遣村」で、一躍全国区で知られるようになった湯浅誠さん。それと、民主党の菅さんとか毎日新聞紙上で対談をなさっておりました。
湯浅さんは、先日厚労省が出した「相対的貧困率」15.7%について、それが2007年の時点のものであること、その後のサブプライムローンやリーマン・ショック以降の現在はもっと悪くなっているのではないかという前提が必要なことを指摘しておられます。
さらに、今年後半に失業保険が切れる人の存在。失業後も、失業保険が使える人は、しばらくはなんとかなるのでしょうが、それまでに、仕事を見つけるのが難しい人が多いようです。そういう方の背後には、その人を経済的な柱として頼っている家族の存在もある。
そういう中、11月30日は「ワンストップ・サービス」を試みたそうです。
菅さんは、「同一労働・同一賃金」の確立を主張なさっておりましたが、この頭に「男女」と付ければ、賛成できるのですけども、なしであれば、どうなのでしょうねぇ。
同じ職種でも、熟練度やそのことに関する能力の高さに違いがある場合も、同一賃金でいいのか。向上心と持ち続けることが、はたして、それでできるのか。
そういう点で、やや疑問を持っています。
ともかく、これから、年末に向けて、仕事のある人は多忙を極めるかもしれませんが、仕事がない人が年を越せるのかどうかも、少しは気にしてほしいものです。
忘年会とかやめて、その分、寄付でもした気分のこの人(=私)なのですが。
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