「相対的貧困率」、特にひとり親世帯が深刻です。
ここでも取り上げていたのですけども、日本の「相対的貧困率」について、また取り上げられていましたので、ご紹介します。
今回は、特に、「ひとり親世帯」の割合を見てみると、先進国では最悪だということを記事にしています。
ここでも言及されているように、日本全体でみたときの「相対的貧困率」は2007年の調査時点で15.7%ですが、これが、ひとり親世帯だけでみると54.3%なのだそうです。ひとり親世帯だけでは、半数が「相対的貧困」なのです。
ちょっと、驚きませんか?
もっと以前から、ひとり親世帯、特に、母子世帯の生活の苦しさは、研究者や当事者・支援団体が指摘してきたのですけども、それは、平均年収が200万ちょっとだとかそういう数値だったと思います。
先進国中第1位なのは、記事が指摘するように、現在でも、母子世帯の収入があからさまに低いせいかと思います。それは、つまり、女性の賃金が非常に低いことと関係があるのでしょう。
記事では、「欧米の実情」として、貧困率のデータをどのように政策に役立てているかを紹介してくれています。
日本では、これまで、データ自体がない時代が長く続いていましたが、数値を出せたことが、まずは一歩だと思います。
ここから、何ができるのか、それを考えていかねばなりませんね。
« 説明がむずかしい「差」のように感じます。 | トップページ | 「女性活用小国」、そのとおりかも。 »
「社会のしくみを学習。」カテゴリの記事
- 映画「グリーンブック」(2019.03.26)
- a stay-at-home parent は「手伝う」ではありません。(2018.06.22)
- 「国立大学の潰し方 (7つの行程)」が秀逸なので、紹介。(2018.06.17)
- 原爆の日(2017.08.06)
コメント