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2010年1月19日 (火)

「平日にデート」は、ワーク・ライフ・バランスの新しい標語となるでしょうか。

 現状は、「死なないように」くらいになっておられるのではないか、という気もいたしますが、どうなのでしょうか。

 ワーク・ライフ・バランスも、「平日にデート」というと極めて具体的なので、イメージしやすいかもしれませんね。独身者限定なのか?小さい子どものいる方は考えにくいのか?などという気もするのですが、「さっさと帰ろう」よりはいいのかもしれません。

 

「平日にデートできる省に」 菅財務相、改革に着手2010年1月19日22時23分
    
「平日にデートができる財務省に」。菅直人副総理兼財務相は19日、勤務時間の柔軟化や縦割り意識の解消といった財務省改革に着手したと発表した。官僚主導の打破を掲げる菅氏だが、「自主的なところから出てくるものを見守りたい」と述べ、まず「官」の側の変革を促す。

 閣議後の記者会見で、取り組みの具体策を説明した。省内の中堅若手を募って丹呉泰健事務次官のもとにチームを設け、「政治主導」のもとでの役人のあり方▽空きポストへの省内外を対象にした公募制度▽双方向の人事評価――などを検討する。

 「平日にデート」とうたった「働き方」については、残業の減少や、業務の効率化を目指す。閣僚らの答弁の準備で、深夜まで省内に「待機」させられがちな国会のあり方に対しても、「(問題点を)挙げてほしい」とした。

 チームは、財務省への出向者や地方勤務の職員、外部の識者らからも意見を聴取。3月中に中間報告を、4月末までに改革案をまとめる。

 検討項目の多くは、昨年6月前後に菅氏が聞き取り調査した英国の財務省の例を参考にした。財務省は官庁の中の官庁と言われており、菅氏は「財務省が一つのモデルを示せれば、霞が関全体を変える大きな一歩になるのではないか」とみている。(北沢卓也)

 ま、問題は、そのデート相手を、誰もが確保できるかというところかもしれませんが。

 「婚活」という言葉にも、そろそろ世間は飽きてきたのかもしれません。

 財務省、どのくらい残業を減らすことができるのか、注目したいですね。ま、デートはしなくてもいいわけですもんね、別の楽しみがある人は。

 長時間労働で大変な官僚の方もですが、国会議員の方々の働き方を見直したほうがよろしいような気もします。

 議員の方も、「平日にデート」、いいかもしれませんね。

 あ、この人(=私)も、遅くなるのは易し、で、反省します。この人の場合は、いつでも早く帰りたいのですが、気持ちだけではなかなか難しいです。

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コメント

えふさん
  WLBというより、少子化対策のつもりなのでしょうが。でも晩婚化・非婚化は、デートの時間は少なくなったから起こったなどという実証的根拠は知りませんね。「平日にデート」のスローガンのせいで、未婚者の方により自由が与えられるなら、かえって未婚のままでいようと思う人が増えると思います。

山口一男さん

 少子化対策のつもりなのでしょうか。私はそういうふうには受け取りませんでした。

 独身者のデート時間と晩婚化とのかかわりには実証的根拠はないのですか。
 労働時間とデート時間とは、関係ありそうな気はしますね。
 長時間労働が恒常的になっていると、職場外での人間関係を形成する時間や、新しい出会いの機会などは失われてしまうのではないかと思いますので、「適当な相手に巡り合わない」とかいう理由とのかかわりはありそうな印象がありました。

 私が、このニュースを聞いて思ったのは、長時間労働をしがちなのは、独身者が多いので、残業時間の多い層に訴えたかったのではないかということでした。

 それに、デートは既婚者でも配偶者とでもすればいいことなので、デート=独身者→成婚→子どもが産まれる、というようには考えなかったです。

 でも、そういう意味もあるのかもしれないですね。

えふさん

>それに、デートは既婚者でも配偶者とでもすればいいことなので

  なるほど、私の方が固定観念でみてましたね。

>労働時間とデート時間とは、関係ありそうな気はしますね。

  それは当然負の関係があると思います。残業時間が増えれば、一般に個人の自由時間や家族と過ごす時間は減ります。でも、因果関係は必ずしも一方方向ではないかもしれません。つまり、自分の自由時間や家族と過ごす時間の確保に熱心でない人が、残業しがちだという面もあると考えられます。もちろん、後者には職場の理解が関係し、その意味で今回の試みがあるのなら、よいということでしょうね。

山口一男さん

 ありがとうございます。

 この試みがどうなったか、効果があったのかどうか、などの続報があるといいなと思うのですが。
 
 いつになるかわかりませんが、もし、キャッチできたら、ここでまた紹介したいと思います。

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