お母さんの命を守るキャンペーン。
世界の全妊婦の15%が何らかの病気やトラブルを抱えており、1分間に1人の妊産婦が亡くなっているとは、すごいことですね。
このことに、もっと関心を持つべきではないでしょうか。新聞も、こんな小さい記事ではなく、もっと大きく取り上げたらどうでしょうか。
こうやって、今、この人(=私)がこの記事を書いている間にも、これを読まれる奇特な方がこの記事だけを読んでいる間にも、いったい、何人の妊産婦が亡くなっているんでしょうね。
さらに、その亡くなる妊産婦から産まれる子どもは、元気にいられるんでしょうか。産まれたてで、お母さんが居なくて、ちゃんと育つことができるのでしょうか。それとも、生きて産まれてくることも叶わないのでしょうか。
日本が比較的低い妊産婦死亡率を維持できているのも、医療体制が支えているからだ、と聞きました。これで、産科の医療体制がより脆弱化すれば、医療の手で助かっている妊産婦や子どもも、助からないことになるかもしれません。
1分に1人、1時間に60人、1日に1440人。
1週間に10080人、1ヶ月(30日)で43200人、1年(365日)で525600人。
これが、何年続いているんでしょうね。
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えふさん
1分に1人というより、一年間に525600人の女性というほうが、むしろ重みがありますね。こういう市民活動の広がりはいいですね。
投稿: 山口一男 | 2010年3月19日 (金) 01時04分
山口一男さん
そうですね。記事では、「1分に1人」のほうがインパクトがあると判断したのでしょうが。
コアの活動家だけでなく、その周囲にどのくらいコミットメントに濃淡のある支持者がいるかが重要なことかもしれません。
投稿: えふ | 2010年3月20日 (土) 10時25分