エイズと暴力から女性を守れ 国連が新キャンペーン
ニューヨーク(CNN) 国連エイズ合同計画(UNAIDS)は2日、女性をエイズから守るための新しい行動計画を発表した。記者会見には夫の家庭内暴力でHIV(エイズウイルス)に感染したというインドネシアの女性も出席し、差別や偏見にさらされがちな女性に対する支援の必要性を訴えた。
UNAIDSによれば、1980年代前半のエイズ患者・感染者は男性が大半だったが、過去10年で女性の感染者が急増。2008年12月の統計では、世界のHIV感染者3340万人のうち、ほぼ半数の1570万人を女性が占めた。特にサハラ以南のアフリカでは感染者の60%が女性だという。
現在では世界の15―49歳の女性がかかる疾病と死因の筆頭がエイズという状況だが、世界の女性の70%が暴力の被害に遭い、安全なセックスを主張できない状態にあるという。
女性が直面しているこうした現実やニーズに、これまでのエイズ対策活動は対応してこなかったとUNAIDSは指摘。女性感染者の増加を食い止めるための5カ年計画として、女性に対する暴力の阻止、予防と治療の強化、国際的な人権キャンペーンなどの対策を打ち出した。
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