この10年で進んでいない現状を認めた点が評価されています。
今年は、男女共同参画計画の改定年ですが、国に、こういう計画があることを知っている人はどのくらいいらっしゃるのでしょうかね。今度改定するのは、3次なのです。10年前から、この計画に沿って、男女共同参画社会なるものを実現するための取組みはなされているはずなのですが。
ちょうど、改定に向けてまとめられた「中間整理」が終わり、国民から広く意見を募るパブリックコメントも募集期間が終わったところですね。
読売新聞では、5月18日付で、この中間整理にちなんだ記事を出しておられました。
この記事には、「要約」として、3つのポイントが示されていますが、大変わかりやすくなっており、記事全体としてもなかなかよろしいのではないかと思います。
記者は、月野美帆子さんという方ですが、この問題に関して、日頃から関心を持ち取材をなさっている方ではないかと推察します。
「第1次計画から10年経ても、共同参画は進んでいない」ということを率直に認めた点で、意義が大きいのではないでしょうか。まぁ、そんなこと認めなくてもいいから、現状よりも進めておいてほしかった、という思いを持つ方々も少なくないのかもしれませんが。
この記事では、政府の公共調達の際に、ワークライフバランスが進んでいるかどうかを加点対象とする提言を評価なさっているようです。
このあと、答申がなされて、本格的に計画の改定作業が始まるようですが、引き続き、計画については注目していただき、わかりやすい記事として発信していただけると、とてもありがたいです。
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