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2010年5月 8日 (土)

ベーシックインカムは、どうなんだろう?

ベーシック・インカム入門 (光文社新書)

『ベーシック・インカム入門 無条件給付の基本所得を考える』(山森亮、2009年2月刊)

 これ、出版されて、比較的すぐにざっと目を通したのですが、自分自身の生活が激変するに伴って、そのまま放置しておりました。だから、下の「ここ1年くらい」というのは、ちょうど1年くらい前の時点でのことです。

 ここ1年くらい、貧困の問題が取り上げられることが多くなってきているのですけども、ベーシック・インカムに関する日本語の書籍(訳書も含めて)も結構立て続けに出ています。その中で、本書は新書ということもあり、入門と書いてあることもあり、お薦めです。って、他の単行本は未読なのですが…。

 何がいいのかというと、私は以下のようなはっきりとした主張を、著者がなさっていることかと思います。もちろん、他のこともありますけども。

財源を問う議論は単なる”恫喝”

 ベーシック・インカムの話をするとしばしば出てくるのは「財源はどうする?」という質問である。奇妙なのは、お金がかかる話すべてに財源をどうするかという質問がされるわけではないことである。国会の会期が延長されても、あるいは国会を解散して総選挙をやっても、核武装をしようと思っても、銀行に公的資金を投入するのにも、年金記録を照合するのにも、すべてお金がかかる。だからといってこうしたケースでは「財源はどうする!」と詰め寄られることはまずない。

 こうしたなかで特定の話題(生活保護などの福祉給付やベーシック・インカムなど)にのみ財源問題が持ち出されるあり方を見ていると、財源の議論を持ち出す動機は往々にして、財源をどう調達するかについて議論したいのではなく、単に相手を黙らせたいだけであると思わざるを得ない。

 普通選挙制を行うことにも、公教育制度をとることにも予算がいる。しかし財源問題をたてにこれらのことを行わないことにはならない。なぜならそれが必要だという合意があるからである。それが必要だという合意があれば、他の予算を削ったり、増税したり起債したりして、それに見合う財源を調達すれば良いだけの話である。

 以上のことを前提とした上で、ベーシック・インカムと税制についてどのような議論があるかを紹介しよう。何といっても、どのような租税が望ましいかについての議論は、どのような社会を望ましいと考えるか、またどのような仕組みを公平と考えるかに繋がっており、その点で、ベーシック・インカムなどの所得保障の議論と密接に繋がってくるのだから。(P.221-223)

 1年ほど前には、新聞紙上でも、B.I.(ベーシック・インカム)について、いろいろと取り上げられておりましたので、参考情報として、ここにも記録しておきました(ここ)。  ※随分前から書きかけてほってありましたが、先で、書き加えることがあれば、書き足すことがあれば、そうすることにして、いったん、公開することにします。やや、中途半端ですけども。

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