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2010年5月23日 (日)

「女性の活用」、ほぼ唯一の活路です、かね。

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 日経新聞2010年5月14日付の記事なのですが、研究者の共同調査研究から得られた知見をもとに、女性の活用と経済活性化についてまとめてくださっています。

 この記事の特徴だとこの人(=私)が思うのは、女性の働き方・働かせ方に関して、最近は通常「正規」「非正規」という雇用形態に言及することが新聞紙上でも多いと思うのですけども、この記事においては、それを中心的に取り上げたり是非に言及することよりは、より市場競争を促すことで、女性を活用する企業が生き残れる状態を作ることに重点を置いておられるところかと思います。

 この記事でも紹介されている、共同調査研究については、要約とインタビューが別のサイトに掲載されておりますので、ぜひご参照ください。

 「男女間の賃金と生産性格差-日本企業のパネルデータを用いた構造分析-」(ここ

 研究結果の要約は、この人には、ちょっと難しいのですが、インタビューに対するご回答でおもしろいと思った点がありますので、それを紹介しておきます。

 別の論文で発見したことなのですが、男女の賃金格差が生産性以上に大きいために、女性比率の高い企業の方が、利益率が高いという傾向が伺えます。利潤最大化という目的を持った企業にとって女性を多く雇うことは合理的なはずです。にもかかわらず、従業員に占める女性比率がまだまだ小さいということは、利益率を犠牲にする“余裕”があるのではないでしょうか。

 企業や経営者の方に自覚があるのかどうかはわかりませんが、女性を多く雇おうとしていない企業には、「利益率を犠牲にする余裕がある」という指摘は、非常におもしろいですね。
 この人の観察によれば、長時間労働を放置できる職場は、少なくとも残業代を支払える「余裕」があると思いますし、そういう働き方をする人の時間の使い方に対して、非常におおらかだという気がいたします。

 次は、「有期契約」を中心的に取り上げた記事です。この人(=私)が結構注目しているおなじみ日経新聞の「経済教室」ですけども。2010年5月11日付です。

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 こちらも、主となる内容は、共同研究の結果から得られた知見を紹介しておられるものです。

 その調査研究は、『派遣労働者の生活と求職行動に関するアンケート調査』で、第1回の概要はここに紹介がありまして、そこにもリンク先が示されておりますが、報告書はここにあります。全体で96頁ですね。

 この調査の意義は、新聞記事にありますように、「幸福度と雇用形態の関係を明らかにした既存の分析は皆無」で、今回初めてだという点のようです。 ここでいう「幸福度」ですが、これは、主観的幸福度に着目したようです。

 結果としては、「ポイント」に整理されていますように、「派遣労働の形態と幸福度、有意な相関なし」ということでした。まぁ、そうかもしれませんね。

 この人が共感できるのは、ポイントの2つ目である「雇用期間の長短は幸福度と相関関係あり」というところでしょうか。一口に、「有期雇用」と言っても、本当に立場が待遇はさまざまでしょうが、その期間がどのくらいかにもよりますものの、「終身雇用」とは違って、常に、「次はどうしよう」ということを考えていなければなりません。そのことに関連して、たぶん、仕事の時間だけでなく、そのほかの生活においても、かなり大きな影響を及ぼしており、仕事時間外の過ごし方に違いが出ているのではないかと思います。

 具体的に言うと、休みの日にも、リフレッシュや休息などに専念できないとか、遊びに誘われても行けない、とか。あんまり長期的に将来のことが考えられない、予定が立てられない、とか。

 こういうことを、主観的幸福度、という言葉の中に含めているとすれば、当然と言えば当然のことかと思います。

 年単位の計画が立てにくい程度の期間の「有期雇用」労働者においては、そういう種類のプロジェクトへの意欲は持ちにくく、また、実現しにくいのではないかと思います。たとえば、結婚とか、出産とか、子育てとか。

 非正規雇用を特徴づける3つの要素のうち、「雇用期間」が一番、主観的幸福度と関連が大きいということがわかったということが、興味深いです。

 たまたまですが、つい最近、「幸福度」について、このブログでも取り上げておりましたので、ここにもご案内しておきます(ここ)。

 この人においては、たまたま、のことでしたが、取り上げている欄が同じ「経済教室」であり、また、原稿執筆者が同じ研究の共同研究者でいらっしゃることを考えると、これらについては、一緒に読むことがより有益であろうと思われます。

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