イノシシらしさ、ってにゃんだ?
ねこ:ぉぃ、にゃんだ
ネコ:・・・・・・
ね:おい、にゃんだ
ネ:・・・・・・
ね:・・・・・・
ネ:・・・・・・
ね:・・・・・・
ネ:モ~
ね:は?
ネ:モ~
ね:にゃんだ!どうしたんだ?大丈夫か?
ネ:・・・ぁ、ォマェ
ね:にゃんだ、どうしたんだ?
ネ:ん?ォマェ、いつからおった?
ね:ォマェは~
ネ:ん?
ね:さっきから呼んでただろう?
ネ:知らん~
ね:ォ、ォマェは~
ネ:にゃんだ?
ね:何してるんだ?
ネ:「モ~」を練習中
ね:そ、そうか
ネ:ぅん
ね:で、その、「モ~」つうのはなんだ?
ネ:ん、んと、
ね:・・・・・・
ネ:牛の鳴き真似
ね:ォ、ォマェ
ネ:ん?
ね:だ、大丈夫か?
ネ:にゃんでか?
ね:最近、季節が急に変わったりしたから、
ネ:にゃんのことか?
ね:ぉぃ、にゃんだ
ネ:あ?
ね:ちょっと、からだの調子が悪いんじゃないのか?
ネ:にゃんでか?
ね:お腹に虫でもいるんじゃないか?
ネ:・・・・・・
ね:ぉぃ
ネ:ォマェ・・・
ね:なんだ?
ネ:ォマェこそ、どこか具合でも悪いのか?
ね:?
ネ:さっきから、変だぞ
ね:そうか?
ネ:いつも変だけどな
ね:ぅ
ネ:・・・・・・
ね:・・・・・・
ネ:・・・・・・
ね:・・・・・・
ネ:・・・今日
ね:うん
ネ:ここに居たら
ね:うん
ネ:変な人間が
ね:うん
ネ:ドイツの牧場のことを話してた
ね:ドイツの牧場?
ネ:ぅん
ね:牛のか?
ネ:ぅん
ね:そうか
ネ:イノシシの赤が
ね:うん
ネ:牧場の生活に慣れたって
ね:牛の牧場だよな?
ネ:ぅん
ね:なんで、イノシシの赤ちゃんがいるのか?
ネ:間借り、だったかな?
ね:間借り?賃貸か?
ネ:ぁ、間違えて迷い込んだんだった
ね:そ、そうか
ネ:ぅん
ね:イノシシの一家で越してきたのかと思った
ネ:赤の単独行動らしい
ね:迷子か
ネ:ぅん
ね:・・・・・・
ネ:・・・・・・
ね:・・・・・・
ネ:・・・・・・
ね:それで、
ネ:にゃんだ?
ね:イノシシ赤のことと
ネ:ぅん
ね:ォマェが「モ~」の練習をしてるのは
ネ:どういう関係か?
ね:そうだ
ネ:迷い赤が
ね:うん
ネ:牛の生活に馴染んで
ね:うん
ネ:モ~って鳴くらしい
ね:・・・・・・
ネ:・・・・・・
ね:・・・・・・
ネ:・・・・・・
ね:イノシシ赤は柔軟なャッだな
ネ:ぅん、適応能力が高い
ね:でも、牛の牧場に住むからって
ネ:にゃんだ?
ね:イノシシらしくしていればいいんじゃないのか?
ネ:イノシシらしさって、にゃんだ?
ね:ぅ
ネ:ぅ?
ね:・・・そうだな
ネ:ぅん
ね:普段どおりに、イノシシの鳴き方でいればいいし
ネ:ぅん
ね:牛が鳴くからって、牛と同じように鳴くこともないだろう
ネ:ま、そうだけど
ね:イノシシとしてのプライドを捨てたのか?
ネ:モ~って鳴くと、イノシシとしてのプライドを捨てることになるのか?
ね:ぅ
ネ:ぅ?
ね:・・・そうでもないか
ネ:まぁな
ね:そうか
ネ:鳴き真似をしただけで、イノシシとしての人生を捨てたわけでもないじ
ね:そうだな
ネ:ぅん
ね:イノシシとしての人生・・・
ネ:イノシシとしての人生って、にゃんだ?
ね:ォマェが言ったんだろう?
ネ:そうだけど
ね:やっぱり、イノシシらしく過ごすことなんじゃないのか?
ネ:イノシシらしさ・・・
ね:イノシシらしく、鳴く
ネ:ぅん
ね:イノシシらしく、食べる
ネ:ぅん
ね:イノシシらしく、寝る
ネ:ぅん
ね:ま、そんなとこだろう
ネ:ふ~ん
ね:わかったか?
ネ:だけど、牛の赤に並んで、牛乳を飲んでいるわけだし
ね:牛乳を飲んでいるのか?
ネ:ぅん
ね:イノシシとして、いいのか?
ネ:イノシシの赤だよ
ね:うん
ネ:まだ、授乳中なんだもん
ね:牛乳でいいのか?
ネ:わからん、でも、飲んでるし
ね:まだ赤なんだから、分別がないんじゃないのか?
ネ:授乳は赤にしかしないだろう?
ね:ぅ
ネ:授乳中の赤に、分別を求めてるつうのは
ね:ま、そうだな
ネ:ぅん
ね:これから、分別ができてくるところか
ネ:ぅん、分別未満だ
ね:・・・・・・
ネ:牧場主って、にゃんだ?
ね:人間のことだろう
ネ:赤はフレディーって名前らしい
ね:そうか
ネ:オスの名前だけど
ね:うん
ネ:赤はメスらしい
ね:区別がつきにくいのかな?
ネ:わからん
ね:オスでもメスでもフレディーでいいと思うけど
ネ:オスでもメスでも、赤は赤だ
ね:ま、そうだけど
ネ:重要かな?
ね:牛の真似をして暮らす限りにおいては
ネ:ぅん
ね:性別は関係ないかもな
ネ:ぅん
ね:そうかもな
ネ:種を超えかけてるし
ね:でも、イノシシの大人になるんだろうし
ネ:イノシシの赤から、牛の大人を目指しているのかも
ね:そんなこと、可能か?
ネ:赤だから、夢は大きい
ね:夢・・・
ネ:今は、牛の真似するイノシシ赤だけど
ね:うん
ネ:そのうち、
ね:うん
ネ:イノシシの面影のある牛の大人になれるのかも
ね:そんなこと、可能か?
ネ:わからん
ね:・・・・・・
ネ:せっかくの夢だし
ね:本当に夢なのか?
ネ:応援はしたいところだ
ね:どうかな
ネ:イノシシで初めて牛になったメスとして、今後の活躍が楽しみだろう
ね:活躍の余地はあるのか?
ネ:開拓しなければ、いつまでたっても、現状維持しかない
ね:何の話だ?
ネ:「郷に入っては郷に従え」を実践しつつ、
ね:うん
ネ:将来は、郷をイノシシらしくアレンジするんだ
ね:・・・・・・
ネ:・・・・・・
ね:・・・・・・
ネ:・・・・・・
ね:・・・ォマェ、やっぱり、ちょっと変だぞ
ネ:・・・そうかな?
ね:うん
ネ:にゃんでか?
ね:時節柄、ってことにしとくか?
ネ:・・・いいけど
ね:・・・・・・
ネ:・・・・・・
ね:・・・・・・
ネ:・・・・・・
牛牧場にイノシシの赤ちゃん=すっかり同化、鳴きまねも―ドイツ
時事通信 11月6日(土)7時4分配信
【ベルリン時事】ドイツ中部のニーダーザクセン州ワーケで、牧場の牛の群れに野生のイノシシの赤ちゃんが迷い込んだ。イノシシは子牛と並んで雌牛の乳を飲む一方、牛の鳴き声をまねる練習を始め、すっかり牛の生活になじんでいる。
イノシシは推定生後4カ月。牧場主が地元紙に語ったところによると、9月中旬に現れたイノシシは、程なくして26頭から成る牛の群れに受け入れられ、一緒に牧場を駆け回るようになった。牛と同じように草をはみ、牛が寝ると自分も横になるという。
牧場主は当初、雄だと思い、「フレディー」と名付けたが、後に雌らしいことが判明した。専門家は、牛とイノシシの共生は聞いたことがないと首をひねっている。
最終更新:11月6日(土)7時4分
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コメント
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久々の、「ほのぼの」話で、よかったです。
投稿: 山口一男 | 2010年11月17日 (水) 05時01分
山口一男さん
ありがとうございます。
投稿: えふ | 2010年11月17日 (水) 22時20分