内閣府調査より、男性の結婚に年収300万円の壁があることが明らかになりました。
20代の既婚率は8.7%、非正規だと4.1%だそうです。
あ、男性ですよ。
各紙が報じていますが、微妙に力点が違いますので、いくつかの記事を比較していただくと面白いかと思います。上記は、日経新聞です(ここ)。
他、産経新聞も年収について言及していましたよ。
ただ。
時事通信には、恋人がいない率が高いことに力点があり、結婚支援事業が必要とかいう意見を紹介しています(ここ)。
6割超に交際相手なし=20、30歳代の未婚男女―内閣府調査
時事通信 5月11日(水)19時28分配信
内閣府は11日、若者の結婚や家族観に関する調査結果を発表した。それによると、20、30歳代の未婚男女の86%が結婚を望む一方、64%は交際相手がいないと回答した。内閣府は「未婚化」が進んでいることが少子化の大きな要因とみており、「地方自治体やNPOによる結婚支援事業などが必要」としている。
調査は昨年9月27日から10月18日まで、20、30歳代の未婚男女と、同世代の結婚3年以内の男女計1万人を対象に、インターネットによるアンケート形式で実施した。このうち未婚男女は81%。
未婚者のうち、「恋人あり」と答えた人は36%。これに対し、「恋人なし」は38%、「交際経験なし」は26%で、合わせて6割超は異性の交際相手がいなかった。このうち、68%は「今、恋人が欲しい」とする一方、32%は「欲しいと思わない」と回答。その理由(複数回答)は、「自分の趣味に力を入れたい」(56%)、「恋愛が面倒」(55%)などとしている。
結婚しない理由(同)では、「適当な相手にめぐり合わないから」が56%と最も多く、「結婚後の生活資金が足りない」「自由や気楽さを失いたくない」との答えが続いた。結婚したい理由は「好きな人と一緒にいたい」が61%でトップ、以下「家族を持ちたい」「子どもが欲しい」の順。「経済的な安定を得たい」と答えた女性は43%、男性は16%で、男女で最も差が開いた。
異性との交際では、男性で「どのように声を掛けていいか分からない」(38%)、「恋愛交際の進め方が分からない」(32%)との声も目立った。
で、実際の内閣府の調査を見るのがきっといいんだと思います。
それは、ここですので、ぜひ、ご自身の目で、何がポイントなのかを見極めてくださいませ。
企画・分析委員長の山田昌弘さんの「総括」が興味深かったです(ここ)。まぁ、これまでも、「希望格差」とか「婚活」などの言葉をいろいろと生み出してこられましたので、路線としては同じだとは思いましたが。
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