今度、魚を食べるかどうかが気になっていくわけですが。
「長いものには巻かれない」というご立派な方のブログを発見しました(ここ)。
水産学を研究なさっているそうです。
今回は、放射能の海洋汚染と魚のことについて、書かれた記事について、リンクを紹介させていただきます。
特に、記事後半の「ポイント」がわかりやすくまとめられておりますので、時間のない方はそこだけでもごらんになると、全体を読みたくなるのではないかと思います。
さて。
魚に限らず、陸の食べ物についてもですが、「生物濃縮」が起こることを想定しつつ、何を食べればよいのか、何を避けたほうがようのか、考えながらの買い物や食事が必需になっていくように思います。
植物とは違って、魚は移動もできる生き物の方々ですので、どこで獲れたのかだけで判断できるのかもよくわかりませんが、内部被ばくを極力避けるためにも、流れて行ってしまった放射能がどの辺にどういう風に溜まったり流されたりするのかの予測を知ることは重要なことだと思います。
まぁ、それにしても、陸で取れる食べ物も、海で取れる食べ物も、常に警戒が必要になってきました。
放射能の「寿命」を考えますと、今生きている人間の寿命の間は、つまり、今後生涯にわたって、気をつけていかなければならなくなっちゃったんだな~と思います。
とはいえ、何も食べないわけにも行かないし、息をとめていることもできないので、いかに、最小限度で済ますかというベターな選択をし続けることができるよう、賢明にならなければなりません。
ベクレルとシーベルトとの違いや、放射線にもいくつも種類があることや、思いつめすぎると放射線の実害とは別に健康が害されることとか、いろいろなことを勉強して、パニックにならないように気をつけつつ、しかし、油断せず、毎日少しは笑ったり楽しいこともして、なんとか、暮らしをしていかなければならないのです。
これらは、結構高い要求水準ですね。
できるようになったハイレベル人類の誕生までの時間と、ハイレベル放射能が去ってしまう時間を比べると、どちらが先になるんでしょうか。
ハイレベル子孫が健康に暮らしていけるような環境を維持していけるよう、それなりレベル現代人としては、できることをしたいところです。
« 広島大学、放射能に関する情報発信のため「放射能対策基本情報ポータルサイト」を開設 | トップページ | 森住卓さんのブログ。 »
「からだメンテナンス」カテゴリの記事
- 2月最終日(2023.02.28)
- 11月も終わります。(2022.11.29)
- 金木犀の季節(2022.09.29)
- 猛暑の楽しみも、そろそろ終わりです。(2022.08.28)
- ぉぉ。(2022.07.31)
「発見。」カテゴリの記事
- 続・自転車でトライ&エラー(2020.05.09)
- 今日は2時間はサイクリング・・・。(2020.05.08)
- ちょっとウォーキングのつもりが。(2020.05.03)
- 歩くよりも、省エネなのですね。(2020.04.21)
- 自転車専用道ができていました。(2020.04.19)
「社会のしくみを学習。」カテゴリの記事
- 映画「グリーンブック」(2019.03.26)
- a stay-at-home parent は「手伝う」ではありません。(2018.06.22)
- 「国立大学の潰し方 (7つの行程)」が秀逸なので、紹介。(2018.06.17)
- 原爆の日(2017.08.06)
コメント
« 広島大学、放射能に関する情報発信のため「放射能対策基本情報ポータルサイト」を開設 | トップページ | 森住卓さんのブログ。 »
えふさん、
海水の調査範囲が神奈川県沿岸にも拡大しました。
少々、衝撃でした(汗)
ストロンチウム対策に小魚食や生しらすをべようと思っても、それによってストロンチウムやセシウムを摂取することになったら、シャレになりません。
それなりレベルの現代人を目指すには、放射能と共存しつつ、食物に関して神経を使う必要がありますね。
でも、生魚食べなくても、生肉食べて命を脅かされている方々もいらっしゃいますしね。
自分の、または家族の口に入るものに対して、今までよりも意識を高くキープしなければなりませぬなあ。
投稿: miauleuse | 2011年5月 6日 (金) 20時36分
えふさん
勝川さんのブログの紹介をありがとう。こういう情報に富み良識のある方々の個人ブログの記事は市民社会の成熟に大きく寄与していると感じました。食料問題については放射能リテラシーみたいなものを身につけ、安全基準について、政府の見解とは別に、彼の意見のように「自分がどう選択するか」という問題と「子供たちに何を食べされるか」という問題を区別して考えることが重要と思いました。客観的状況の知識を踏まえたうえで、自分の選択は最終的には自己責任、子供は保護という観点です。
ついでに彼の捕鯨問題に関する記事も読んでみました。典型的捕鯨反対派の意見とも賛成派の意見とも違う、観察や意見が書かれていて参考に
なりました。
投稿: 山口一男 | 2011年5月 7日 (土) 01時35分
miauleuseさん、
ぬぬぬ、神奈川県沿岸でも警戒なのでしょうか。う~む、夏に海岸で遊んだりもできにくくなるのだとすれば、素敵海岸の多い(だろう)神奈川県沿岸の方々には大変打撃ですね。
そう言えば、江の島ではシラス丼という食べ物があるそうですが、名産なのでしょうか。
たしかに、カルシウム生活をしているつもりで、放射性物質も同時に摂りこんでしまったら洒落になりませんが、その調査と言うのはどういう位置づけなのでしょうか?目的などは。
生肉は、火を通せばよかったわけですが、放射能は調理してもなくなりませんので、そこがやっかいですよね。
はてはて、どこ産の何を召し上がればよいのでしょうか。地産地消も実践しにくいですねぇ。
それなり現代人も日々勉強して、向上が必要ですね。ぼんやりしていては、健康が守れないのですねぇ。
今後ますます健康情報収集に努力しなければ、と思った次第です。あ、でも、情報収集だけではなく、実践が大切ですが。
投稿: えふ | 2011年5月 7日 (土) 23時30分
山口一男さん
コメントありがとうございます。
御指摘のように、この方のブログは、大変良質なコンテンツの提供をなさっているように思います。ネットにある情報は、まだまだ玉石混交ですが、玉を増やすことで石を駆逐していくような、そういう積極的な活用に誰もが寄与できるように、なればいいなと思います。その場合、ブロガーはもとより、コメントやROMの方々もみんなが当事者になりうると思います。
勝川さんの記事は、少し読んだだけですけれども、通常とは違った視点からの論考になっており、水産学というご専門ゆえの視点なのかもしれませんが、あまり馴染みのない私にとっては大変興味深いものでした。
放射能に関しては、感受性の面でも大きく違う大人と子どもを分けて、具体的にはどうすべきかを書いてあって、考え方として参考になるものですね。
福島原発が近い地域でも、大人はともかく、子どもたちの健康面への影響に関しては、安全性をより優先する考え方で、できるだけ、遠くへ移動させるなどの措置をとる必要があると思うのですが。
汚染地図がかなりショッキングでした。
http://www.asahi.com/special/gallery_e/view_photo_feat.html?jisin-pg/TKY201104260415.jpg
投稿: えふ | 2011年5月 7日 (土) 23時40分