あの人のこと。
本日のブランチ(朝ごはんとヒルゴを兼用)の様子です。
本日は午前中から活動体制に入りまして、何か一日が長かったです。
この人(=私)の最近の趣味のひとつ、あの人のことを今日は書きます。
あの人のことは、この人がよく行く珈琲店の頻回利用者で、この人が行くとだいたいおられます。
え?ォマェも頻回だろうって?
ええ、そうです。
しかし、あの人はそれだけではない、興味深い性質を湛えておられるのです。
この人があの人の存在に気がついたのは、先月のことで、また2月も経っていないのではないかと思います、正確には覚えていないのですが。
たまたまその日、あの人がこの人の席の隣に座ったことが気がついたきっかけなのです。
あの人は、座るやいなや、お店の方と話し始めました。
「昨日と一昨日は忙しくて・・・。来れなくてごめんなさい。」
と言いました。この人は、心の中で、
(3日前までは連続で毎日来ていたんですか?)
と思いました。
すると、あの人は、来れなかった事情をお店の人に説明なさっていました。どうも、仕事の都合でいつも来る時間帯に出かけることができなかった模様でした。
その後、あの人は、大変慣れた様子で食事の注文をなさったのですが、その後、
「食後に珈琲をお願いします。それと、後から、ケーキセットも頼むから。そのとき、また珈琲も頼みます。それと、今日は何のケーキがある?」
と矢継ぎ早にいろいろおっしゃいました。
この店では、ケーキは当時10種類くらいあり、ただ、いつも全部のケーキがあるわけでもなく、また、その日のケーキも他のお客さんが注文してしまうと、順次売り切れてしまうのです。
で、あの人は、自分の好みのケーキの種類についても、持論を述べ始められました。
あと、「せっかく、ここに来るんだから、40分以上時間がないときは、いやなの。」と滞在時間に対する持論も述べられました。最低でも40分が確保できないのに、ささっと帰るようなときに、ここの珈琲を味わうことはしたくないという確固たる姿勢に、この人は感銘を覚えました。
そこまでしゃべると、あの人は、この人とは反対側の隣に座っているお客さんに突然話しかけました。そのことにも、少し驚いたこの人でしたが、後日、あの人が、このときと同じお客さんとまた話しているのを見て、元からの知り合いなのか、この人が目撃する前から店でよく顔を合わせる常連なのかもしれないという気もしているところです。
あの人との初めての遭遇は、この人にとって、久々のおもしろい人間観察の機会となり、その後、ここの来る度に、あの人の動向も観察しているところです。
ある時、あの人は、これまで召し上がったケーキの種類とそれぞれの回数を正確にお店の方に説明しておられました。一通り、回数を説明し終わった後、どれが一番のお気に入りなのかも力説しておられました。回数としては、それが8回ほどだったかと思います。他のケーキもそれぞれ数回ずつは召し上がっておられました。
ところで、この人は、閉店までに30程度しか時間がないときにも、仕事帰りに一杯のアイス珈琲を召し上がって、少しリラックスする幸せな時間がもてる時があったのですが、その時には、あの人は40分以上時間がないため、また、夜だからか、おられません。
しかし、そういう時にも、あの人が一番のお気に入りだと述べておられたケーキを試してみようと、何度か、その日にあるケーキの種類を尋ねたりしました。
あの人の一押しのケーキは、準備されていることはなく、残念ながら、食べたことがありません。
そのうち、先週のことでしょうか。メニューがリニューアルされ、ケーキのラインナップから、あの人の一押しケーキが消えてしまったのです。
大変残念ですが、これで、あの人のケーキを試す機会が失われてしまいました。
そんなことにもくじけず、今日も、あの人を張っていたところ、まんまといらっしゃいました。
嘘です。
午前中にブランチを兼ねて、出かけてきたところ、知らない間に、あの人が向こうの席にかけておられました。
客席の端っこどうしに座ったあの人とこの人ですが、どうしてこの人があの人の存在に気がついたかというと、あの人の特徴的な声を覚えていたからでした。そのことに、先ほど気がつきました。
念のために、目視によっても確認しましたが、ちゃんとあの人でした。
この人のほうが、入り口に近いほうに座っているのに、いつの間にあの人は来店していたのでしょうか。
なぞの多い人です。
あの人には、いろいろな意味ですばらしいところがあります。
まずは、コミュニケーション能力。コミュニケーション能力にも、いくつもサブカテゴリーがあると思うのですが、特にすごいと思うのは、店の人や隣の席のお客さんなどに対して、積極的にコミュニケーションをとろうとする姿勢です。
来なかった日の事情や、この店が好きな理由や、好みのケーキのランキングなどをどんどんと開示していかれます。
次にすごい点は、次々と注文する点です。なのに、痩せておられます。一度の来店で、2種類以上の珈琲を注文して味わったりするところも、その意欲に敬服するのです。
そこまでこの店に入れこんでおられる動機がよくわからないところも、この人があの人に感心しつつ、関心を寄せている理由なのではないかと思います。
そんなことで、本日はあの人のことも観察し、考察してみることもでき、なかなか有意義でした。
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