なでしこジャパン~2011年流行語大賞
今年、女子サッカーのご活躍ぶりは、世間の耳目を集めましたので、当然と言えば当然、また、喜ばしいニュースとして大賞に輝いたことはよかったと思います。
が、「絆」もランクインしていることに、やや違和感があります。
今年の世相を漢字一文字で表す習慣(?)も、師走の間にあるはずですが、こちらに「絆」が選ばれるのではないかと警戒しているさなかでした。
調べてみると、今年の発表は12月12日でした。あと、10日です。
清水寺での発表セレモニーは、何度かニュースで目にしましたが、主催者は日本漢字能力検定協会だとは知りませんでした。仏教者の企画されたイベントだとばっかり・・・。
それで、先月から募集していたんですね。これも、知りませんでした。
なんとなく、清水寺の格の高い僧侶の方々が相談の上、決定されているイメージを持っていたのです。
応募はまだ受付中ですので、よかったらぜひ。
12月5日必着だそうです。
「絆」が選ばれないよう、違う漢字を提案することも、大切かもしれません。
しかし、都知事選における「泡沫候補」のようにならないよう、ある程度のみなさんで心をひとつに、漢字の対抗馬も統一的に出さなければ意味がないかもしれません。
と言って、今年にふさわしい漢字は、なんなんでしょうね。
この人(=私)的には、流行語大賞には、「ただちに、影響はありません」が一押しでしたが、漢字となると、なかなか心が決まりません。
たとえば、「災」「震」などは、今年の災厄を表現しているように思いますが、しかし、あまりにもネガティブな文字です。
師走のイベントということで、来年の展望も込めて、少しは明るく希望の持てるものを選ぶとすれば、なにがいいんでしょうかね?
敢えて、「望」とか?
復興とか復活とかの「復」とか?「興」とか?これは、来年への希望漢字ですかね?
「核」などもありかなぁ。
しかし、今年の世相を総括すると、さほど明るいものにはなりませんねぇ。
避難の「避」とか困難の「難」もいいかなぁ。
来年は、「猫」とかがいいです。なんとなく、なごんで。
なでしこジャパン「和と絆」で流行語大賞
2011年12月1日(木)19時45分配信 日刊スポーツ
2011ユーキャン新語・流行語大賞の発表・表彰式が1日、都内で行われ、年間大賞には「なでしこジャパン」が選出された。選考委員の鳥越俊太郎氏(71)からは「他の国にないパスワークは密接なつながりによってできるもの。体力的には劣っても優勝を導いた。チームの和や絆があった」。震災後の日本に明るいニュースをもたらし、元気や勇気を与えたことが評価された。なでしこジャパンの監督、選手は多忙のため欠席したが、代表して日本サッカー協会上田栄治女子委員長(57)が登壇。「我々もドイツから力を送るということが励みになっていました。これを励みにロンドン五輪で金メダルをとりたい」と話した。
今年の世相を漢字一文字で…「今年の漢字」11/1より受付
2011年10月18日(火) 12時15分
日本漢字能力検定協会は10月17日、2011年「今年の漢字」応募に関する案内を発表した。
「今年の漢字」とは、一年を振り返り世相を表現する漢字一字を考えることで、漢字の持つ奥深い意義を再認識してもらおうと、1995年から毎年実施している行事。昨年は、記録的な猛暑日の連続などから、「暑」の一字が選ばれている。
今年一年の世相を漢字一字で表現した「今年の漢字」を11月1日より全国から広く募集する。もっとも応募数の多かった漢字は、12月12日の「漢字の日」にちなんで、京都・清水寺において森清範貫主が福井県越前和紙(縦1,500mm×横1,300mm)に揮毫し、清水寺「奥の院」のご本尊・三面千手千眼観音菩薩に奉納する儀式を行う。この儀式により、「今年の漢字」に託された今年の世相が清められ、新年が明るい年になることを願うという。
応募方法は、ホームページ(11月1日に専用ページを公開予定)からの応募のほか、ハガキでの郵送、全国数百箇所に設置した応募箱への投函、FAXでの送信のいずれか。個人での応募のほか、学校単位で取りまとめる団体応募も受け付ける。
◆2011年「今年の漢字」
応募期間:11月1日(火)〜12月5日(月)必着
応募方法:ホームページ、ハガキ、応募箱、FAXなど
発表日:12月12日(月)京都・清水寺にて
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コメント
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えふさん
「節」は、どうですかね。節電の節ですが、我慢より前向きで、「絆」みたいに、べとべとした感じが無く、明るい言葉ではないけれど、暗くも無い、
あと「測」もかなり良いかと。多くの女性が自分で
線量を計る行為をしました。計測数字がこれほど
問題になった年もありません。書いてたら、こっちが良く思えてきました。
投稿: 山口一男 | 2011年12月 3日 (土) 16時21分
山口一男さん
今年の漢字候補のご提案、ありがとうございます。
そうですねぇ、「測」も今年を代表する出来事でしたね。本当は、個人がそんな機器まで持たなければならないこと自体に、問題があると思うのですが。それでも、子を守ろうとして、実際の行動に出ておられる主に母親の方々の行動が、目立った年でした。
それだと、ガイガーカウンタの「ガ」もいいかもしれません。ぁ、漢字じゃないか。
「節」も、いいですね。私はこっちでしょうか。我慢ではなく、節電。「節する」って、さほどネガティブな感じもありません。
さらに、今年は、いろいろな意味において、節目となる年かもしれません。もちろん、東日本大震災や原発事故のことが大きいですが、これらを契機として、電気と人間の暮らし、大都市と原発立地地域の関係、原発で働く人たちのこと、放射能と避難などなど、今の社会を根本的に再考してみる必要性がこんなに感じられることはなかったかもしれません。
そんなことで、節電、節制、節食、節目の年、来年への展望としても、節度ある人間の暮らしが前向きに考えられるような思いも込めて、「節」を一押しとしたいと思います。
投稿: えふ | 2011年12月 4日 (日) 20時32分