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2012年12月31日 (月)

ヘルプ~心がつなぐストーリー~

ヘルプ~心がつなぐストーリー~ [DVD]

 「2012年 第84回アカデミー賞(R)(助演女優賞)受賞! 全世界を席捲した勇気と感動の物語」なのだそうです。

※いろいろ感想を書く中で、ネタバレがあるかもしれません。ご注意。

 時代は、1960年代。

 アメリカ南部の公民権運動が盛り上がりを見せる頃の話のようです。

 主人公は、DVDケースの中央に座っている白人女性。彼女は、大学を卒業して仕事を求めて活動をする、当時としては変わった女性でした。

 同級生は、すでに結婚して小さい子どもがいたり、決まった相手のいる人たちばかり。

 彼女スキーターは、恋人がいたこともなく、ジャーナリストか物書きを目指して、まずは、新聞社で働こうとします。

 彼女の家も含めて、近所の白人の家庭では、黒人女性のお手伝いさん(ヘルプと呼んでいたようです)が居て、家事のすべてと小さい子どもが居る場合には子守も務めていたのでした。

 子守をした子どもが長じて、当時雇ってくれていた親が亡くなったりすると、今度は自分で育てた白人の子どもから雇われて、同じ家庭で2代続けて「ヘルプ」するということも、そんなに珍しくなかったようです。

 そんな時代背景が描かれながら、スキーターは、両親やその世代の人たち、それと自分の同級生たちが、黒人女性たちをそのように扱ったりすることに疑問を感じ、彼女たちの置かれている状況をなんとかできないかと考えて、行動を起こします。

 その中でも、まとまりがあり大きなものが、彼女たちをインタビューして、それを出版するというプロジェクトでした。

 ただし、今の、それも、日本社会に暮らしいているこの人(=私)の感覚からすると、なかなか理解に苦しむのですが、当時のアメリカ南部の黒人差別は、ひどくあからさまで、たじろぎます。

 具体的には、公共施設などには、「黒人専用」と書かれてあるのです。それも、Colored only、とあったように思います。

 日本語字幕のある映像を見たのですが、セリフの中でも、negroという単語を彼女らが居る前での白人同士での会話でも使っています。

 特に、圧巻というかあっぱれなくらいなのは、白人家屋のトイレを使わせると、変な病気がうつるといけないので、敷地の中の別のところに(外に)専用のトイレを作って、そこだけを使わせるべきだというのを、ルール化しようという議論が出てくるところです。

 そんなことが、横行している時代に、スキーターと、最初は少数だった協力者の黒人女性たちは、もし、誰がそれをしゃべったのかが知られたら、それこそ命にかかわるという覚悟を決めつつ、それでも、これまでの扱いに対する許せない気持ちに押されるように、様々な経験を語って聞かせるのでした。

 最終的には、数十人の、つまり、その地区の黒人女性たちは、スキーターのプロジェクトに協力します。

 そして、公民権運動の盛り上がりに押されるように、その本は出版されて、広く読まれ、彼女たちの目論んだことは、一定程度の成功をおさめます。

 この人が観た感じでは、その本の内容は直接には紹介されていません。上に書いたように、これまで、働いた白人家庭でどのようなひどい扱いを受けたのかということが書かれてあったりするのではないかと思います。

 でも、スキーターのような、正義感を持つ白人も、ほかにまったくいないわけでもなく、そういった交流が描かれる場面もあります。

 なんというか、同じ人間と見なさない態度を当然とし、白人の雇い主として、その家庭に雇われている「ヘルプ」をうまく管理できない場合には、解雇は当然で、温情的な対応をしたことが、コミュニティの白人に知れると、今度は自分がはずされてしまうという世界について、いろいろと考えさせられるものがありました。

 今は、カラードも二グロも、人種差別にかかわることを公言することは、南部であろうとも発言者の社会な生命の喪失につながるくらい、認識が変わってきていると思います。

 でも、日本では、どうだろうかとこの人は考えるのです。

 これまで、あまり人種問題に向き合ってこなかったことや、アメリカのような状況がなかったこともありましょうが、人種問題については、それほど明確な対策を講じる必要がなかったと思います。

 しかし、別の種類の差別問題は、まだ残っていると思いますし、あからさまではない分、見えにくく、つまり、対策が講じにくい面があるのではないかと思います。

 そういうことには、スキーターが一石を投じたように、出版するなどすることが何か意味のある行動につながるのでしょうか。

 よくわかりません。

 この人の所感はともかくとして、この映画は、あからさまな差別行為や発言など、結構不愉快になる場面もありますが、でも、一見の価値があると思いますので、もし、アクセスが容易で時間が許せば、視聴してみてはどうでしょうか。

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