秘密って、にゃんだ？

ね：ぉぃ、にゃんだ

ネ：・・・ん？

ね：どうした？

ネ：秘密保護法っつうもんが、

ね：うん

ネ：人間の国会で成立したらしい・・・

ね：そうか

ネ：秘密って、にゃんだ？

ね：誰かに知られないように、そっとしまっておくことかな？

ネ：食べ物か？

ね：食べ物をしまうのとは、ちょっと意味が違うな

ネ：でも、食べ物のことを秘密にしてもいい？

ね：・・・まぁ、それは、してもいいが・・・

ネ：ォマェの秘密は、にゃんだ？

ね：ぅ

ネ：ぅ？

ね：いや、だから、それは、言わないから秘密なんだろう・・・

ネ：ふ～ん

ね：わかったか？

　

ネ：じゃあ、秘密保護っつうのは、にゃんだ？

ね：それは、秘密を秘密にしておくってことじゃないのか？

ネ：ふ～ん

ね：わかったか？

ネ：誰の秘密も、秘密になる？

ね：いや、ォレの秘密はォレが守るしかないな

ネ：人間の秘密？

ね：まぁ、一部の人間の秘密だな

ネ：どういうことだ？

ね：秘密にする秘密と、秘密にしない秘密があるってことなのかなぁ？

ネ：ふ～ん

ね：わかったか？

ネ：秘密かどうかを決めるのは、誰だ？

ね：ぅ

ネ：ぅ？

ね：それが、まだはっきりしない・・・

ネ：特定秘密って、にゃんだ？

ね：特に保護する秘密なんじゃないか？

ネ：ふ～ん

ね：わかったか

ネ：わからん

ね：そうだろうな

ネ：うん

ね：・・・・・・

ネ：何が秘密なのかは、秘密・・・

ね：そうだ

ネ：でも、秘密保護法は成立したってことは、秘密じゃないな

ね：そうだな、秘密にしなきゃいけないことだけ、決まったんだ

ネ：秘密の内容はよくわからんが、秘密にする態度だけが義務ってことか？

ね：そんな感じだなぁ

ネ：猫の秘密は、対象か？

ね：そこんとこも、よくわからんなぁ。

ネ：ふ～ん

ね：ォマェにも、秘密があるのか？

ネ：まぁな

ね：それは、なんだ？

ネ：秘密だから、教えない

ね：まぁ、そうだな

ネ：ぅん

ね：さほど、大した秘密じゃないんだろうけどな

ネ：そんなこともないぞ

ね：そうなのか？

ネ：ぅん

ね：どれくらいの大きさか？

ネ：適度なサイズだ

ね：そうか、密度は高い？

ネ：まぁ、ギュッとしてるな・・・

ね：そうか

ネ：あの、

ね：どうした？

ネ：秘密だから、聞いてはダメだ

ね：そうか、

ネ：・・・秘密が何かもわからんのに、

ね：ぅん

ネ：秘密を漏らすと、いけないらしいってのは、

ね：ああ

ネ：納得いかない感じ

ね：そうだな

ネ：でも、

ね：どうした？

ネ：猫の秘密は、

ね：猫の秘密？

ネ：ぅん、猫の秘密は、猫で守ろう

ね：それは、なんだ？

ネ：秘密だ

ね：・・・・・・

ネ：・・・・・・