丁寧な仕事を時間をかけて積み上げていくこと~舟を編む~
「舟を編む」というタイトルですが、辞書を編纂する仕事をしている人たちのお話です。
その辞書の名前が、大渡海なんです。。だいとかい、と読みます。
それが、タイトルになった理由なんでしょうかね、たぶん。
大きな国語辞典なので、作成に何年もかかるんです。
ですが、地味な仕事なので、ストーリーとしてはさほど山場があるという感じでもありません。
ひとつひとつ言葉を集めていく過程とか、集めた言葉をどうやって選んだりするのかとか、そういうことに関心の持てる人には、興味深いものではないかと思います。
そして、とうとう大渡海は完成するのですが、その出版をみた途端に、改訂作業に入るわけです。
新たに生まれた言葉を集めたりしながら、改訂版に収録する言葉を選定していったりするんでしょうね。
地道な仕事を何年もかけてずっと進めていくっていう仕事の仕方は、すごいと思いますが、なかなか完成までの道のりが遠すぎて、気を失いそうだなとも思います。
時間に追われるやっつけ仕事は、しばらくしたくありませんが、これほど丁寧過ぎるものは、時間がかかり過ぎて、自分が携わる仕事としては、やはり、やりたいわけではないという。
こういう気難しい人に向いた仕事って、なんでしょうかねぇ。
なんてことを考えることもできました。
« どこまで諦めないか、それが問題というか。~奇跡のリンゴ~ | トップページ | 理由のわからないいじめと、理由はある排除。 »
「映画」カテゴリの記事
- SHE SAID 映画日記(2023.01.21)
- すずめの戸締り 映画日記(2023.01.15)
- かがみの孤城 映画日記(2023.01.09)
- 江東区に出かけました。(2022.02.23)
- 映画二本立て。(2020.12.07)
「働き方・働かせ方。」カテゴリの記事
- 日本に住んでる世界のひと 読書日記(2023.01.09)
- 4月の所感(2022.04.30)
- 久しぶりに、読書感想(2021.09.27)
- 3月もあと2週間を切りました(2021.03.19)
コメント
« どこまで諦めないか、それが問題というか。~奇跡のリンゴ~ | トップページ | 理由のわからないいじめと、理由はある排除。 »
えふさん、ホーガ!
邦画にはよい作品がたくさんあると思います。
すくなくとも、ハリウッドのアクション映画よりも何百倍もよいです。
さて、この「舟を編む」興味がありました。
観てはいませんが。
Wowowでやってくれたら絶対に観ようと思います。
この題材、そのままフランス映画ででも成立しえると思います。
辞書編纂、アカデミーフランセーズの会員の方がたも登場して1つの単語についてあーでもないこーでもないと議論する場面に引き込まれる自分が容易に想像できるのであります。
投稿: miauleuse | 2013年12月22日 (日) 22時52分
miauleuseさん、ホ~ガ、シルブプレ。
そうですね~、ぜひご覧ください。
流行語を収集するために、ファーストフードに行って、若い子たちのおしゃべりに聞き耳を立てながらメモしているところがお気に入りの場面です(笑)。
フランス映画にもなるかもしれませんです。どこの国でも言葉辞書の編纂は地道な作業に違いありません。
投稿: えふ | 2013年12月22日 (日) 22時58分