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2014年2月 4日 (火)

久々におもしろかったです~上野千鶴子さん、竹信三恵子さんのトーク。

Ca392704

 今シーズンは、これまでに2回、「雪が降るぞ、雪が降るぞ」との注意喚起があったわけですが、それに合わせて、この人(=私)も、都心に通勤される方々を中心に、気を付けてくだせぇと注意喚起しておりました。

 が、過去2回は、あんまり雪が降らずに終わっちゃったのでした。

 ですが、3度目の正直っていうか、今日はちゃんと夕方から雪が降りました。16時前頃から降っていたと思います。

 それも、かなり大きめの、いわゆる牡丹雪でした。

 その後、雪は、さらなる大きさとなり、立派な牡丹の様相を呈しながら、しばらく降り続いたのですが・・・。

 さすがに、節分が来ただけのことはありますね。節分寒波の名を裏切らない立派さ。ちょっと1日遅れましたが、立春に雪。風流でした。

 この人は、やっと本当に冬らしくなってきたと嬉しくなり、夕方から出かける予定にしていたのを、決行いたしました。

 そう、今日は、2冊の本の出版記念トークというか、厳密に言えば、出版記念というよりは、別々の著者が、別々の出版社から、かなり似た内容の著書をほぼ同時期に書き、出版されたということ、著者同士が長年のお知り合いだということから、「語り尽くす夕べ」というのが企画されたとのことでした。

 

女たちのサバイバル作戦

家事労働ハラスメント――生きづらさの根にあるもの (岩波新書)

 そして、対談の冒頭に、もともと家事労働を含むケアを専門とする上野さんが労働について書き、もともと労働問題を専門とする竹信さんが家事について書くということの奇遇さや、同時期に問題化してきたことについて語られました。

 この人には、賃労働と不払い労働との交差点というか、多くの女性にとっては(本当は男性にとっても)、切っても切り離せないイシューがなかなか同時に論じられないというか、表裏の関係にあることを前提とした議論が、なかなか表舞台に立ってこれなかった(これら問題の研究者は、相当前から問題提起はしてきてたんですよ)ことについて、なんというか、忸怩たる思いがしつつ、一方で、このようなイベントが開かれたということに、感慨深い思いがしました。 

 会場は、新宿南口にある紀伊國屋書店のサザンシアターだったんですが、座席数は、すべて埋まると468だそうです。

 この人は、かなり前の席に座ったので、実際の入りを把握できませんでしたが、当日券を求めようとした際に、同時に座席指定があり、残りの座席を示して選ばせてもらった感じからすると、それほど選択肢がなかったので、ほとんど座席一杯の申込があったのではないかと推察します。

  もちろん、新規のお客さんもいたのでしょうが、以前からこういった女性労働や女性に責任があると考えられてきた家事・育児・介護などの問題に取り組んできた方々も、たくさん来ておられたようです。

20140204

 トークは、「アベノミクスが女性を幸せにするかどうか」でした。

 まず、日本の労働や家事(ケア)の現状が語られ、アベノミクスがほとんどの女性にとって非現実的なものであることが確認されました。

 お二人の御主張は、以下の新聞記事にありますので、見てください。

 上野さん ↓ Scan0006


 竹信さん ↓ Scan0005

 そして、WAN(Women's Action Network)のサイト(ここ )で、いつかはわかりませんが、本日のトークの動画を視聴できるようになるそうです。

 御関心のある方は、ぜひ実際に見てみてください。

 全労働者のうち、3割が非正規で、その非正規のうち7割が女性であり、さらに、新卒での女性の初職は5割が非正規という現実。

 重いです。

 でも、女性がすべて被害者ということではありません。すごくよかったのは、こういう状態を座視していたのも、女性でもあると明確に指摘されたこと。そう、全有権者の過半数が女性なのです。

 男性だけを責めればいいものではなく、有権者としての自分を振り返り、では、何をしてきたのか、を自問しなければならないのでしょう。

 都議選投票日も近いですが、ひとつひとつの選挙が、私たちの暮らしを決めていくことなのだと再認識し、「投票したい人がいないから、あんまり投票に行きたくない。」などと言わず、投票したい人がいなくても、棄権したり白票を投じるのではなく、やはり、誰か候補者の名前を書いて、自分の意志を表明する機会を放棄せずに責任を果たさなければならないと思いました。

 帰りは雪がやみ、地面は湿っていましたが、積もりはしていませんでした。ただ、ところどころ凍結していますので、路面凍結に慣れていない方は、充分気を付けてください。慣れている方も、油断しないほうがいいです。

 そんなことで、外気温とのバランスを取るために、珍しく熱く語ってみましたとさ。

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