そこまで前倒すのか？その１

ねこ：ぉぃ、にゃんだ

ネコ：・・・・・・

ね：おい、にゃんだ！

ネ：・・・ん？

ね：ォマェ、何しとるんだ？

ネ：んと、来年について考えとった

ね：そうか、来年の何を考えとったか？

ネ：新年になったときに、考えることだ

ね：・・・あ、どういう年にしたいかとか、そういうことか？

ネ：うん！

ね：それは・・・・・・

ネ：・・・・・・

ね：・・・トーフとかいうヤツだな？

ネ：・・・トーフ・・・

ね：そうだ、年始に、その年の目標なんかを考えて決めることだな

ネ：・・・それは、ホーフだろう

ね：・・・そうとも、言う

ネ：・・・・・・

ね：ま、いい、それで、決めたのか？

ネ：トーフと言えば、夢の中で、白い猫になっとった

ね：そうか、

ネ：うん！

ね：にゃんだよ、

ネ：ん？

ね：ォマェは、もともと白い猫だろう

ネ：ぅ、そうだけど、

ね：忘れたのかと思った

ネ：忘れてない

ね：そうか、ォマェこそ、真っ白猫の代表みたいなもんだからな

ネ：代表・・・

ね：ま、いい、それで？

ネ：夢の中で、人間に、顔をむにっとされ続けて・・・

ね：あ～？

ネ：何度も、やめれって言ったけど

ね：ちゃんと、やめれって言ったのか？

ネ：うん

ね：それなのに？

ネ：何度も、むにっとされた

ね：そうか、嫌だったか？

ネ：少しなら、それほど嫌でもなかったけど

ね：しつこかったんだな？

ネ：うん

ね：それで、どうしたんだ？

ネ：夢の中では、その白い猫は、ほっぺたがむにっとしたくなるヤツだったから

ね：・・・にゃんだよ、

ネ：ん？

ね：さっきも言ったけど、

ネ：うん

ね：ォマェも、白い猫だろう？

ネ：うん、

ね：だけど、夢の中では、別の白い猫になっとったのか？

ネ：うん

ね：・・・ふ～ん

ネ：にゃんだ？

ね：・・・いいけど、

ネ：にゃんだ？

ね：・・・変なの

ネ：・・・・・・

ね：まぁ、いい、それで、どうした？

ネ：諦めずに、やめれって言っとったら

ね：うん、

ネ：知らんうちに、白い蛇が出てきて、

ね：うん

ネ：助けてくれた

ね：そうか、よかったな

ネ：うん

ね：その夢は、なんか、意味があるのか？

ネ：わからん

ね：白い猫になっとったくせに、何も感想はないのか

ネ：えっと、どうせなら

ね：うん？

ネ：柄物猫になってみたかった・・・かな

ね：ガラモノネコつうのは、なんだ？

ネ：縞があったり

ね：うん

ネ：模様があったり

ね：うん

ネ：毛皮に趣がある猫のことだ

ね：そうか

ネ：うん

ね：まぁ、現実には、真っ白猫なんだから

ネ：うん

ね：夢の中では、違う気分を出してもいいな

ネ：うん

ね：そうだな

ネ：うん。でも、真っ白毛皮だからって

ね：なんだ？

ネ：気分が出せないことも、ない

ね：そうなのか？

ネ：うん

ね：見てみたかったな、夢の中の真っ白むにっと猫

ネ：うん





　「むにっとは、やめれ～～～」

　※続く