中年以上の役者が見たい。
2014年制作の作品です。
ダイアン・キートンは、2003年に公開された『恋愛適齢期』で、すでに、「熟年男女の恋愛」を演じているのですが、この映画も、同種のテーマのようです。
きっかけは、オーレンの息子が収監されることになり(!)、突如、孫である10歳の女の子を預けにやってくるところから始まります。
息子のセリフにもあるように、オーレンと息子は、疎遠になっており、というか、父親はきちんと仕事をしている設定なのに、息子は収監されるような人生なので、普段は、音信不通というか、かかわりはなかったのです。
ですので、他に、本当にどうしようもなくて、娘を預かってくれとお願いに来る息子に、きっぱりと断るオーレン。でも、数日後、どうしようもないから、孫を連れてきて、置いて収監されてしまいます。9か月の刑。がんばれば、半年で出てこれるから、と言い残して。
隣に住んでいるダイアン・キートン演じるリアは、夫と死に別れ、ひとりでバーで歌を歌いながら生計を立てている女性。
孫がリアになついて、グランパ、グランマと一緒に遊園地で遊んだり・・・。
だんだん、ふたりは、仲良くなっていくんですが、定評のある役者同士のやりとりはとてもよいです。
まぁ、こんな風に、シニアの恋愛を自然に描く映画があるのは、アメリカ社会の実態を表しているのか、それとも、やはり、映画は映画、現実とは違うから、こういう作品が作られるのでしょうか。よくわからん。
少なくとも、日本では、恋愛ドラマは20代までが中心。ときどき、30代も出てくるけど、それくらい。それを超える年代になってくると、お母さん役で、10代くらいの娘が中心になるストーリーだったり、子育てや介護で奮闘していたり、おばあさん役だったりすることがほとんどで、中年以上の男女が恋愛している話って、今でも、あんまりないような気がするのです。
もし、ご存知でしたら、教えてください。
観ながら書いているので、結末がどうなるのか、まだわかりませんが、ダイアン・キートンは当然として、マイケル・ダグラスもなかなか素敵でした。
関係ないけど、今日は、少しだけ家を片付けることができました。
洗濯機ですけど、かなり本格的に壊れていることに、今更ながら、気が付きました。すすぎの前に必ず、一度、止まってしまうのです。水平さに問題があるのかと思っていたけど、そういう問題でもなさそうでした。
そんなわけで、そういう状態でも、なんとか今日まで使用しつつ、明日には、引退していただきます。長年、お疲れさまでした。
長年の働きに感謝すべきものは、もう1つあって、勤続20年の方に、今日暇を出すことになりました。
その方とは、丈夫な大きいダンボール箱のことです。
ほんとに、20年間、ずっと一緒に居てくださって、ありがとうございました。
大きな段ボール、何度も引っ越しに同行してもらい、でも、丈夫なので、形も保ったままで。
今度、段ボール回収に出かけてもらいますが、これで、少しですけど、スッキリしました。
まだまだ道は長いですが、一歩は進んだので、よしとします。
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くやしいことに,熟年男性は、西洋人はかっこいいんですね。役者だけでは無く、世の中にたくさんいて、一緒に仕事をした人もいます。ですから、西洋では、20歳以上、年の差婚もたくさんあります。それに精神的に若いです。日本人が定年になったようにしょぼくれていない。
後は、大人用のカフェとかカウンターで飲む,シングルバーとかもたくさんありますよね。歴史的にそうなのでしょうが、シングルの男女の出会いの場がたくさんあります。
私は、未婚独身男性ですから、いい方法があるのかと本を読みました。日本じゃ駄目だなとがっかり。話は長くなりましたが、私なんぞ、19年前に,新築のマンションに引っ越してきて,そのときの、引っ越し屋さんの段ボールが開けないで4箱積み上がっています。自慢になりませんね。(*^-^)
投稿: MUST | 2017年5月 6日 (土) 22時05分
MUSTさん、
未婚率の国際比較をみると、西欧と比べて、日本は未婚者比率が低いのではないかと思います。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/12/dl/s1219-6d_0009.pdf
20歳以上の年の差婚の数は、どういうデータで調べればいいのか、日本だとわかるのでしょうが、諸外国はよくわかりません。
もし、ご存知でしたら、教えてください。
投稿: えふ | 2017年5月 6日 (土) 23時27分
私は統計的には分かりません。西欧は、結婚しない実質夫婦が多いし,シングルマザーも,多いような気がします。数は分かりません。20歳以上の年の差婚は、数値は分かりません。ただ、ニュースに載る数が日本より多いとは思います。
済みません。そういういい加減な人です。ただ統計というのは、人の操作でどうにでも変わります。
日本がGDPが上がったと言っても、ここ3年で、それ以前よりは下がっています。求人数が上がったと言っても、離職率も上がっています。オリンピックの土木の仕事は私にはできません。政府の統計は嘘ばかりです。
投稿: MUST | 2017年5月 7日 (日) 11時05分
統計だけですべてがわかるとも思いませんが、
基本情報は踏まえる必要があるように思います。
政府の統計に、まったくの恣意性がないとは
言えませんが、「嘘ばかり」でもないのではないか
と思います。
投稿: えふ | 2017年5月 9日 (火) 20時47分