もさもさの境遇
もさもさは、この人(=私)のことを非常に警戒しており、険しい顔でこちらを観察していたのですが、昨夜、なついている別の方が一緒にいたことがあったのか、突然、足元にスリスリを働き、初めて聞くかわいい声での「にゃ~」で、何かを訴えてきました。
スリスリしてきた足元は、黒いパンツの裾にもさもさの立派な毛がいっぱいつきました。
そして、もさもさをかわいがる近所の方から、衝撃の情報を得たのでした。
もさもさは、たまに、数日どこかに行ってしまって姿が見えないときがあるのですが、その後、黄色いリボンをして、戻ってくることがあるのです。
ですので、この人は、もさもさにとっては、本家みたいな、別宅がどこかにあるのではないかと思っており、数日ごとに、この人の近所にも現れる、そういう猫だと思っていたのです。
ですが、昨夜聞いたところでは、もさもさは、もともとの飼い主に、引っ越しの際に、置き去りにされたというのです。
なんという衝撃的な過去。
もさもさは、それにもかかわらず、人間不信にもならず、親しい人間には人懐っこくすり寄り、愛想を振りまいていたのでした。
あの、不愛想で険しい、この人に見せる表情は、いったいなんだったのでしょうか。
すっかり、人懐っこい猫としての側面を大いに利用し、きっと、生活を成り立たせていたのだと思われます。
つまり、ご飯の調達では、人懐っこい猫の面をアピールし、また、飼い主の引っ越しに一緒に連れて行ってもらえなかったかわいそうな猫として同情を集めるという、下積みの長い演歌歌手のようなストーリーで、生き抜いてこられました。
もさもさ・・・、健気にがんばっているんですね。
今日は、帰りにみたら、縁側で寝そべって、この暑さを味わっていらっしゃいました。
でも、引っ越していったのは、本当に飼い主だったのでしょうかね?
たまたま、足繁く通っていた、仲良しの人間だったのではないか、という気も、この人はしているのです。
猫をわざわざいじめる人間がいるとは、この人は、あまり信じたくないのかもしれません。
つまり、ご飯の調達では、人懐っこい猫の面をアピールし、また、飼い主の引っ越しに一緒に連れて行ってもらえなかったかわいそうな猫として同情を集めるという、下積みの長い演歌歌手のようなストーリーで、生き抜いてこられました。
もさもさ・・・、健気にがんばっているんですね。
今日は、帰りにみたら、縁側で寝そべって、この暑さを味わっていらっしゃいました。
でも、引っ越していったのは、本当に飼い主だったのでしょうかね?
たまたま、足繁く通っていた、仲良しの人間だったのではないか、という気も、この人はしているのです。
猫をわざわざいじめる人間がいるとは、この人は、あまり信じたくないのかもしれません。
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