続・感想
ここの続きなんですけれども。
裕福な上の世代の方々は、もう経済成長しなくてよい、とおっしゃるが、団塊ジュニアやロスジェネは、経済成長が必要なんだ、と強調しているところも、共感を覚えました。
つまりは、経済に対する認識が弱いということです。
成熟社会とかいうけど、すでに十分に富を築いた人は、それでいいかもしれないし、裕福なこと自体が悪いわけじゃない。
ただ、自分が裕福であるということを自覚した上で、そうではない先が長い人たちのことを考えましょうということですね。
経済政策は大事なのに、これ以上成長しなくてよい、再分配すればよいとかを若い人に言うのはやはり無責任だと思います。
若くない昔若者だった中年世代だって、そうだと思います。
今後、産業の構造が変わっていくでしょうが、どうやって経済を成長させて、雇用を創出するような産業を作り出していくか、都市だけでなく、地方にとっても、重要課題だと思います。
人口は減っていく中で、鎖国しないんだから、外国から労働者もやってきて、何が残っていくんだろう。
付加価値の高いものを作って売るという処方箋は、もう何年も前に藻谷こうすけさんとかがおっしゃっていましたが、工作機械やAIに乗っ取られない人間の仕事、考えないといけないですよね。
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