年表にして、これでもかと突きつけられる「静かなる有事」
気にはなっておりましたが、最近読みました。
これから毎年、どういう風に影響が現れていくのかを、書いてあります。
高齢者の高齢化とか、まだそれほど意識されていない問題だと思います。
救いは、これからすぐにとるべき政策を具体的に挙げていることです。
コンパクトシティ構想はありますが、かなり思い切ってやらないと、とても間に合わなさそうですし、町村合併や提携なども、地理的に隣接しているのではなく、飛び地的に行うことなども示されています。
災害時に、隣接した自治体どうしでは、一緒に被災地になってしまう可能性も高いため、離れた自治体と、支援の連携をしているところがありますが、今後高齢者が激増する東京圏では、介護施設は容量を満たさないので、高齢者施設があり、高齢者が減っていく島根などと連携して、助け合ってはどうかなど、なるほどと思わされました。
ジェットコースターが、最上端に登りついた後、一気に下降するような、そんな感じで、人口が減るとともに、年齢構成も、高齢者の高齢化、激増に、生産年齢の激減があわせて起こっていくのは、図示してもらっても、リアルに想像しにくいです。
処方箋も含めて、一読の価値はあるかと思います。
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