猫に追いかけられた！

　働き者のこの人（=私）としては、今日も勤労に励みました。

　その後用事を足しながら帰宅し、家で仕事をした後、さらに出かけようとしたらもう夜だったのでございます。

　家から出かけると、ブロック塀に猫が停まっておりましたが、この人がよく見ると、急いで立ち去ろうとしてしまいました。

　まぁ、警戒心の強い猫さんには、よくあることです。

　気を取り直して。

　普段よく通る車が通らない道を歩いていると、植え込みからざざっと音が！

　何かと思って振り返ると、別の猫さんが、植え込みからこの人を追いかけてくるではありませんか。

　いえ、たかが２メートルほどでしたが、結構びっくりしました。

　猫さんは、内心驚きつつも、外見的には平静さを失わなかったこの人の態度を見て、「追いかけたのに、逃げない。つまらん」とでも思われたのではないかと思います。

　「ちぇっ」ってな顔をして、立ち止まって、歩いていくこの人を見送ってくださいました。

　若いもんでもなくなってくると、だんだん日常的に経験することから、初めての経験がなくなってくるものですが、それで、新鮮さを感じず、よく言えば、動じない日々を送ってしまっているのですけれど、見知らぬ猫さんに追いかけられそうになる経験は、なかなか新鮮でした。

　この人の近所にいる猫さん方が、みんなで追いかけてくるようになったら、かなり、すごいことだと思います。

　用事を済ませて帰ってきたら、所定の範囲に、もさもさが、今夜は座っておられました。

　もさもさ、今日も元気でよかった、と思いました。