どうすれば減らせるのか。それが問題です。
体重や体脂肪の話ではありませんよ。
それも、課題ですが・・・。
内田樹の研究室で、「大学教育は生き延びられるのか?」(ここ) を読みました。
2016年に大学教育を担当する方々に呼ばれての講演の記録だそうです。
アップされたのが数日前なのですが。
夏ごろから結局決着していない、文科省の大学設置認可の話なども関係してきますけれども、ここ20年以上の「失われた」時代の影響を感じずにはいられません。
大学教員(研究者)や公務員など、一見、暇そうに思われている仕事に就いている人たちへのバッシングと連動しているように思えるのです。
研究時間を、事務処理に投入しているのは、大学ばかりではありませんが、イメージとは違い、研究者は忙しい人たちなので、忙しい人はどんどん忙しくなり、あまり研究しない人は、いっそう研究しなくなり・・・。
公務員なども、似たようなものの気がしますね。
講演でも触れられていますが、仕事が一方通行なのです。逆方向に進むことが想定されておらず、増やすことができるけど、減らすことがうまくできない(発想すらもないのでしょうか)。
業務量は増えることは増えるけど、減らそうとするとどう減らせばいいのか、うまい方法が確立していないように思います。
どんどんみんなでお互いをキツイ状態に追い込みあっている・・・。
多い業務量を押し付けあう勝負に出るのではなく、総量を減らすにはどうすればいいのか。それを考えていくことが大事な気がしています。
何を減らしてもいいのか。
どうすれば、減らせるのか。
その辺のことを、もう何年も考えています。
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私が卒業した、40年前は、卒業者の半分しか就職試験さえ受けられなかった。それでも助教授は、”大学は職業あっせん所じゃない”と言い切った。それでいい。自分で研究費を稼ぐようになってから、学生におもねって、本来の大学ではなくなってきている。とにかく、教育も、投資と利益の世界にしてしまった、国が恐ろしいです。
投稿: MUST | 2017年11月18日 (土) 16時44分