バルト3国
北から、エストニア、ラトビア、リトアニアです。
★エストニア★
フィンランドとの間にあるフィンランド湾の対岸からは、フェリーで2時間ほど。
13世紀、現在のタリンにデンマーク王が十字軍を率いて侵攻する。
ハンザ同盟に加盟し街は繁栄するも、デンマーク、ドイツに続き、スウェーデン、ロシアに支配される。
1918年に独立を宣言するも、1940年にソ連により併合。
ドイツ軍の侵攻を経て、1944年には再びソ連に占領。
独立の機運が高まった1988年、「歌の広場」に約30万人が集って歌うことで独立を訴え、1991年に再び自由を勝ち取る。
2004年にEUに加盟。
スカイプを開発するなどIT先進国だそうです。
食べ物は、黒パン。
ユネスコの無形文化遺産に選ばれた「歌の祭典」と「踊りの祭典」がある。選ばれたのは、2003年。
ハープサル(地名)では、マッド・トリートメントが有名なリゾート地。
ムフ島では、ムフ刺繍が有名。
★ラトビア★
バルト三国のうち、中央に位置する。
首都はリガ。
13世紀にはリヴぉニア騎士団、ドイツ騎士団により支配される。
ハンザ同盟に加盟。
商業都市として発展するも、16世紀以降はポーランド、リトアニア、スウェーデン、ロシアに次々と支配される。
1918年の独立宣言後は、めざましい発展、リガは「バルトのパリ」。
1940年にソ連に併合。
ドイツ占領下から、1944年にソ連の支配。
1991年に独立を回復。
2004年にEU加盟。
はちみつが名産。
リガ観光スポットには、「猫の家」がある。
幸運をもたらすと言われるカエルのオブジェ。
ラトビア人は花好き。特別な記念日でなくても、花を贈る習性。
魚もよく食べる。
ユーゲントシュティール建築が有名。これは、アールヌーヴォーを意味する。
冬至の日に開催される冬至祭。
1年の厄を集めるために、ロープにくくりつけた丸太をひきずって、行列で歩く。ラッパや太鼓、鍋蓋のシンバルなどで、邪気を払いながら歩く。
最終目的地に着くと、丸太は燃やされ、その周りで踊る。
丸太を燃やすことで、厄を払い、幸福を呼び込む。
★リトアニア★
大小4000の湖と森林が広がる。
カトリック信者が多く、北部シャウレイにはリトアニア最大の巡礼地「十字架の丘」
第2次世界大戦中、外交官の杉原千畝がユダヤ人を救うため、日本の通過ビザを発給した。
かつて、バルト海から国会まで領域を伸ばし、ヨーロッパ最大の領土を誇る大国だった
18世紀末にはロシア領に。
19世紀に入ると、ロシア化政策が強化、カトリックとリトアニア語が禁止に。
1918年に独立を宣言。
1920年代には首都ヴィリニュスを含む頭部がポーランド領に。
ソ連軍、ドイツ軍の侵略を受け、1944年には再びソ連に占領される。
1991年に独立。
2004年にはEU加盟。
琥珀が名産。
かつての日本領事館が今は、杉原記念館に。
●三国とも、黒パン好き。
●三国主催のバルティカ
1987年から続くバルト三国主催の民族フェスティバル。リトアニア、ラトビア、エストニアの順に毎年開催される。ベラルーシやウクライナ、ハンガリーなど、様々な国から集まった人たちが、伝統的なダンスや歌、楽器演奏などを披露する。
●猫好きな国民かどうかは、不明。
参考:『バルト三国 愛しきエストニア、ラトビア、リトアニアへ』、Sanna著、2016年
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