エッグマン 【追記あり】
今日から、読み始めました。
辻仁成さんの作品、映画にもなった共作『冷静と情熱のあいだ』くらいしか知らないのでした。
これは、卵料理が次々と出てきて、ストーリーの中に上手に編み込まれています。
おもしろい。
他の作品も、読んでみたくなりますね。
読了したら、感想を書かないとね。
【2018.4.2追記】
おもしろかったです。
スト-リーはあまり詳細には紹介しませんが。
エッグマンなる奥手な中年男性と、娘を持つシングルマザーの気の長い関係形成のお話、というところでしょうか。
エッグマンは、今はそうではありませんが、過去に、朝食ブッフェなどで、卵を注文を受けてからその場で焼いてくれる人がいますけど、そういう仕事をしていたことのある、卵料理の得意な人なのでした。
そこで、最終章を含む全8章では、いろいろな卵料理が料理方法とともに出てくるのです。
写真があるわけでも、イラストがあるわけでもないので、よくわからない卵料理もありますが、ともかく、とてもおいしそうです。
卵が食べたくなったり、その料理がどんなものなのか、気になったりします。
出会いの場は、「ゆるり」という居酒屋。
そこに、客として、長年にわたり、それぞれが夜に集っているのです。
で、そこにやってくる常連客の過去とか、お店の「大将」の過去とか、そういう人生のいろいろも織り込まれて、読ませますね。
出てくる料理は、章の名前にも出てくるところだけでも、ホワイトオムライス、親子丼、ティラミス、卵焼き、エッグベネディクト、タマゴサンドです。
作者の別の作品も読んでみたくなる、そんな内容で、結構お薦めです。
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