権力の腐敗について考えさせられます。

　1972年のニクソン大統領時代の、史上最大の政治スキャンダル「ウォーターゲート事件」について、史実をもとにした作品です。

　実は、この事件について、よく知らなかったのですが。

　FBIの中枢にいながら、不正を見逃せず、リークしていた人物がいたとは。

　彼は、2008年に亡くなっているのですが、その3年前に、自分がそのリークをした人物だと告白しています。

　それにしても。

　すごい勇気だと思いますし、FBIは独立した機関であるとして、政府（ホワイトハウス）から干渉されないように突っぱねるところが、グダグダの政治を見せられている、最近の状況と比較すると、痛快です。

　もう、立法も行政も司法もイッショクタになっている様相です。

　嘆かわしいし、腹立たしいです。

　人事院とか、会計検査院も、独立機関のはずですよね。

　しかし。

　ツートップをまずはお見送りし、まともな社会にならねばならないと、強く思いました。