徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと
「ちきりん」さんのことは、目にしたり、耳にしたりはしていましたが、ちゃんとわかっていませんでした。
別の似た方と同一視していたり・・・。
そんなことで、いくつも著書を出されているのですが、本書を見るまで、著者の存在そのものをきちんと認識していなかったのでした。
本書は、今、ベストセラー入りしている新刊書です。
内容としては、リノベの専門家ではない著者が、徹底的にユーザー目線でリノベに挑む、その経験談を書いているものです。
経験に基づく考察や、これらの経験を通じて得た知見をまとめてあり、それが、リノベを考えているユーザーにとっては、非常に有用と思われます。
また、リノベを考えるユーザーが、どのように意思決定をしていき、満足感を得るのかを知るうえでも、リノベ業界の方が読んでも参考になることと思います。
さて、この人(=私)ですが、今のところ、リノベのユーザーではなく、近い将来にリノベをする予定もなく、また、リノベ業界の人でもありません。
しかし、本書は興味深く読みました。
一番興味深かったのは、リノベにそれほど興味がないので、ちきりんさんのまとめによる、仕事の2類型のところです。
仕事には、「等価値交換型の取引」と「売り手と買い手が協力し、一緒に価値を生み出して分け合う共同プロジェクト型の取引」があるとのことで。
リノベは、後者だと捉えることが重要なのです。
つまり、前者のように、定価のついた商品を買う、物を買うということだと思うと、間違っていくのだそうです。
あくまでも、リノベしたい人が、リノベ業者に、どういうリノベをしたいのかを伝えて理解してもらいつつ、リノベ業者がどのようなサービスを提供すればよいかを理解させる、その相互行為を通じてしか、満足のいくリノベにはならないということですね。
このフレームワークは、この人には非常に興味深くて、この人が行っている仕事も、そういう側面があるなぁと思った次第です。
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