「マーケット感覚」かぁ。
最近、続けざまに、ちきりんさんの著書を読んでいます。
本書は、知識を得るというよりは、考え方を学ぶという種類のもの。
たぶん、閉塞的な発想になっているときに、目を開かせてくれるようなものだと思います。
まぁ、もっと若い人が読んだほうがよいのでしょうが、それでも、不透明な時代をこれからも生きる人なら、何歳でもそれほど手遅れとは思いません。
職業選択のところについては、たしかに、今からまったく新しい進路を選ぶというのはなかなか難しいにしても。
同じ職業を続ける人こそ、新しい発想で、新しいことに挑んでいかないと、置いて行かれてしまうんだなぁとわからせてもらえます。
いろんな示唆的なことが書いてあるのですが、たとえば、ふるさと納税についての、ちきりんさんの見解は、非常に興味深かったです。
地方公務員など、もっともマーケット感覚とは無縁そうな職業の人ほど、マーケット感覚が必要で、その好事例としてのふるさと納税なのでした。
いかに、求められるものを提供するかを考えることは、非営利でも大事なことだと思います。
そうやって、発想を転換していって、よりよい価値を提供できる職業人であることが、今後もみんなと一緒に生き残っていける道なのでしょうねぇ。
前向きな気付きがありました。
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