『ある女流作家の罪と罰』
この映画は、実話に基づくものだそうです。
もともと売れていない女性の伝記作家ですが、仕事を首になり、猫が病気(好物を食べようともしない)のようなので、獣医に連れて行ったら、ツケがたまっていて、それ以上はツケでは見られない、せめて(定価の)半額は払ってくれと言われて、カウンターで追い返されてしまう。
そんなこんなで、腐っていると、以前の知り合いに再会。
ジャック・ホック。彼はゲイなんだそうだ。で、中心的な主題ではないですが、主人公も同性愛者です。
そこから、昔の著名人の手紙を偽造して、小金を稼ぐことを思いつく。
奇妙な再会のゲイとレズビアンは、だんだんと友情というか、仕事を通じた関係を深めていく。
実際、400通も偽造していたそうです。
主人公の女性の伝記作家ですが、清潔とはほど遠いし、出版エージェントにも遠慮のない物言いしかできない。
いよいよ仕事を干されることになるわけですが、それでも、自分を曲げようとはしない。
そんな、あんまり、人間とはつきあうのが得意ではないのですが、猫のことは愛して、なんとかやっていこうとします。
地味な映画だとは思いますが、ジェンダー規範の薄いストーリーで、セクシュアルオリエンテーションについても、さほど強調せず、自然体といえば自然体の態度でした。
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