アンドレア・ボチェッリ
映画「アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール」を観ました。
実在し、今も現役で活躍の世界的テノール歌手なのですが、この分野、私は暗いのでまったく知りませんでした。
視覚に先天的な障害を持ち、それでも、完全に光が見えなかったわけではない幼少期を経て、完全に光もわからなくなるという経験もあり、視覚障害者のための職業には就きたくないと、弁護士を目指して進学をします。
結局、現在のように、テノール歌手になるわけですが、その過程の苦労が描かれます。
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映画「アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール」を観ました。
実在し、今も現役で活躍の世界的テノール歌手なのですが、この分野、私は暗いのでまったく知りませんでした。
視覚に先天的な障害を持ち、それでも、完全に光が見えなかったわけではない幼少期を経て、完全に光もわからなくなるという経験もあり、視覚障害者のための職業には就きたくないと、弁護士を目指して進学をします。
結局、現在のように、テノール歌手になるわけですが、その過程の苦労が描かれます。
2019年9月に上映していたときはまったく知らなくて、そういえば、9月以降年内は、止まらない咳との闘いがあり、まったく余裕がありませんでした。でも、いわゆる「名画座」(一番館落ちの映画を扱う映画館)で鑑賞することができ、ラッキーでした。
この映画は、1920年代後半にオーケストラの指揮者を目指した女性の実話に基づくものなのです。いくつか実際にはなかった創作部分が含まれているようですが、当時、「チャンスがある国」であった米国でも、女性が指揮者になることはほとんど叶わず、その夢を口にした途端に一笑に付される時代状況において、夢を実現したすごい女性がいたのです。
彼女の名は、アントニア・ブリコ。オランダ生まれでオランダ国籍。2歳の時に、生みの母に養子に出され、養親とは知らないまま育ってきたウィリー。養親が米国に渡ったので、米国で育ちました。名前も、アントニアではなく、ウィリーとして育ちます。音楽学校を目指していたものの、養親は貧しく、音楽への理解もない。ゴミ清掃員の養父が、ゴミに出されていたピアノを見つけて拾ってきてからは、弦に布を巻いて音を響かせないように気を遣いながら、おそらく、壁の薄いアパートの一室で練習をしていたのでした。
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