アンドレア・ボチェッリ
映画「アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール」を観ました。
実在し、今も現役で活躍の世界的テノール歌手なのですが、この分野、私は暗いのでまったく知りませんでした。
視覚に先天的な障害を持ち、それでも、完全に光が見えなかったわけではない幼少期を経て、完全に光もわからなくなるという経験もあり、視覚障害者のための職業には就きたくないと、弁護士を目指して進学をします。
結局、現在のように、テノール歌手になるわけですが、その過程の苦労が描かれます。
声楽もオーケストラも、映画館で観ることで、より一層音のよさを感じることができて、家で動画で観るよりもよいことがわかりました。
いまさらですが。
それにしても、人間の声がこんなによく響くものだとは、とても同じイキモノとは思えませんが、それだけの声を出すためのトレーニングの様子も少しだけ知ることができて、興味深かったです。
楽器を演奏するにも、たぶん、特に吹奏楽では、かなり体力をつける必要がありますが、声楽でも、同様に、いえ、もっと、自分自身が楽器でもあるのですから、からだ作りは大事なのだと思いました。
それに、一流の指導者について正しいトレーニングを積むことも欠かせないのですね。
音に対する感度など、もともとの才能があったのだと思いますが、それでも、その才能を開花することもできずに終わってしまう人だって多くいるのではないかと思います。
彼は、自分自身の必死の努力があったとはいえ、周囲の人びとが、彼が盲目であっても、その才能を信じてサポートしてくれる人たちが複数いたことがラッキーだったと思います。
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