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2023年1月15日 (日)

すずめの戸締り 映画日記

 今週も、近くの映画館に行ってみました。

 公開されてから、かなり日も経つので、時間帯によっては、小さめの部屋での上映です。

 シネコンも、小さめのスクリーンのほうが、今はよいような気がしています。

 「すずめの戸締り」は、日本全国を歩き回って、地震のもととなる「ミミズ」が這い出てくるのを押し戻し、扉を締める仕事を家業とする大学生と、すずめという名の高校生が出会って始まるストーリーです。

 チケット購入前に、地震を思い起こさせるような場面や音響があるので、注意喚起がありました。

 ストーリーの世界観は、われわれが生きて暮らすこの世と、亡くなった人たちが暮らす「常世(とこよ)」とで構成されており、ただ、この世から常世にアクセスできる人は、極めて限られているようです。

 「締じ師」が家業であるため、常人とは異なる能力を備えていたとしても、それほど不思議ではないのですが、すずめとの出会い、なぜ、すずめが他の生徒には見えないものが見えるのかについては、すぐには明らかにされないまま、物語は進みます。

 最終的には、なんとなく、理由がわかるような気もするのですが。

 描かれる世界観は、壮大でした。

 

 余談ですが、途中、ロードムービーのようなところがありますが、そこで流れる音楽に、時代を感じました。登場人物は、「懐メロ」と言っていましたが。

 監督と、同世代的感覚を共有しているような気が、勝手にし、普段は感じないのですが、やはり、時代の制約を受けながら、ほとんどの人は生きているのだということも、考えさせられました。

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