かがみの孤城 映画日記
映画館で映画を観るということを、久々にしました。
思い立って、当日の選択です。
最近、クレジットカードや、ポイントカードのサービスの一環として、映画の割引があることを知りました。
それで、そういうものを、どう使うかを少し調べ、実際にやってみないといけない気になっていたわけです。
都心までシネコンを求めて出かけるかどうかも検討しましたが、休みの日に人が多いところにわざわざ出かけなくてもよい気持ちに落ち着き、逆方向に近場を探しました。
シネコンも、いくつか種類がありますが、クレカのサービスを利用できるシネコンではなく、別のポイントカードのサービスで、金曜と土曜は安くなるサービスに自宅PCにて登録しました。
事前手続きのやり方や、映画館に行った際の発券手続きなどが、異なります。
できれば、席も指定しておいたほうがよいのですが、その上で、どうすればよいのかも、必要な情報も携帯していく必要があります。
とはいえ、大概のことは、スマホでできるので、今日の場合には、スマホでQRコードを表示して、発券されました。
近場の、利用できるサービスで、かつ、上映時間帯も間に合いそうで、それほど遅くならないようなものとして選んだところ、辻村深月さん原作の『がらすの孤城』となりました。
ストーリーを事前に読んでもよくわからないので、それほどしっかり調べずに、アニメーションでファンタジー系くらいの感じで、見始めました。
原作者の辻村さんについては、お名前は字で知っているのでしたが、名前の読みもおぼつかないくらいで、どんな作品があるのかも不案内。原作は、2018年に本屋大賞を受賞していることも、鑑賞後の帰りに調べたりして知りました。
先入観なく見たので、展開も結末もまったく予想できず、かなり、引き込まれつつ、気を揉みつつの時間でした。
中学生の頃に感じる息苦しさや、うまく距離をとれずに葛藤も大きいクラスメイトたちとの難しい関係、恋愛感情の対象とされることの嬉しくない側面など、よくわかる描写が多く出てきました。
さらに、きょうだいの死、性暴力、不登校、フリースクールなど、これらは、経験する人もしない人もいるでしょうが、登場人物の明かされないできた事情が少しずつ明らかにされていきます。
よい作品だと思いました。ベストセラーになるだけのことはあります。
会場は小さく、隣を空席にするエリアに座ったので、隣に人はいなかったのですが、後ろの席からは、感動して(?)泣いている気配も伝わってきました。
そんなこんなで、気軽に出かけて、よい作品に会えましたので、今後も、気軽に出かけてみようかと思った次第です。
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